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14年ぶりの続編『Mr.インクレディブル2』は前作のラストシーン直後からスタート!主役は妻イラスティガール

ディズニー

【注意】

この記事には、映画『Mr.インクレディブル』(2004)のネタバレが含まれています。

ディズニー/ピクサー作品『Mr.インクレディブル』(2004)の14年ぶりの続編『Mr.インクレディブル2(原題:Incredibles 2)』は、なんと前作のラストシーン直後からスタートする物語になることがわかった。

2017年7月14~16日(現地時間)に開催されているディズニーのファン・イベント「D23 Expo 2017」の会場にて、ブラッド・バード監督とエグゼクティブ・プロデューサーのジョン・ラセター氏が作品の詳細を語っている。

『Mr.インクレディブル』の続編が製作されると発表されてから、多くのファンの関心事となったのは「物語の舞台はいつになるのか」という点だった。現実と同じく前作から14年の時が流れているとすれば、作品にはかなり大きな変化がもたらされることになる。

しかしIGNの取材に応じたラセター氏は、『Mr.インクレディブル2』のストーリーについてこう断言した。

「1作目の終わったところから始まる。(ストーリーが)続いているんだよ」

前作『Mr.インクレディブル』のラストでは、地下からモグラのようなヴィラン・アンダーマイナーが登場。ボブ・パー/Mr.インクレディブルとその家族が、スーパーヒーローとしてこれから戦いに挑むことを思わせる演出で幕を閉じた。ラセター氏によると、続編はまさに「アンダーマイナーとのスゴいアクション・シーンで始まる」という。

しかしその戦いも、あくまで本編の序章にすぎないのかもしれない。

ブラッド・バード監督によれば、『Mr.インクレディブル2』で主人公となるのはボブ・パーの妻ヘレン/イラスティガール。夫ボブは子守のために留守番をすることになるようだ。物語は前作のクライマックスで能力を発揮した赤ん坊ジャック=ジャックや、一家の暮らしている家の問題にも焦点を当てていくという。

またラセター氏は、『Mr.インクレディブル2』の魅力についてこのようにも話している。

「『Mr.インクレディブル』のユニークなところのひとつは、スーパーヒーローの世界観でまさしく家族のストーリーを描いていることだ。今回もそのテーマを継続するよ。シンプルかつ素晴らしいアイデアなんだ。私たち自身の生活や現実に起こっていることに目を向けて、観客が共感できるテーマを見つけることにしているんだよ」

前作『Mr.インクレディブル』の公開当時と現在で大きく変わったことは、今の映画界がまさに“ヒーロー映画隆盛の時代”を迎えていることだろう。ラセター氏のいう「スーパーヒーローの世界観で家族のストーリー」なるものも、今やそれほど珍しいものではなくなってしまった感がある。しかし、それでも『Mr.インクレディブル2』が“ユニーク”だと言い切るあたり、そこにはきっと何らかの秘策があるに違いない……。

また「D23 Expo 2017」では『Mr.インクレディブル2』のコンセプトアートも公開されている。

なお本作ではボブの息子ダッシュ役をハック・ミルナーが新たに演じるほか、フロゾン役としてサミュエル・L・ジャクソンが再登板し、人気のサブキャラクターだったエドナ・モードをブラッド・バード監督自身が再演するという。

映画『Mr.インクレディブル2』は2018年6月15日全米公開予定

Sources: http://ew.com/movies/2017/07/14/incredibles-2-picks-up-immediately-after-first-film/
http://www.ign.com/articles/2017/07/14/the-incredibles-2-takes-place-immediately-after-the-first-film
http://comicbook.com/2017/07/14/incredibles-2-details-revealed-at-d23/
http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/new-incredibles-2-toy-story-4-details-revealed-at-d23-1021250

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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