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ハリソン・フォード、『インディ・ジョーンズ』最新作で「デジタル若返り」初挑戦 ─ オリジナル3部作当時の姿に

ハリソン・フォード
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/33374885042

15年ぶりのシリーズ最新作となる『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)のオープニングで、インディ・ジョーンズ役のハリソン・フォードが初めての“デジタル若返り”を遂げることがわかった。監督のジェームズ・マンゴールドが英Empireにて明かした。

スティーブン・スピルバーグ監督、ルーカスフィルム製作による大ヒットシリーズ『インディ・ジョーンズ』。あらゆる危険や謎に立ち向かいながら秘宝を求める冒険活劇としても、考古学者・冒険家のインディアナ・ジョーンズの魅力が光るヒーローものとしても、多くのファンの心を今でも捉えて離さない。

過去作の主な時代設定は1930年代だったが、最新作の舞台は1969年。しかし映画のオープニングは1949年、インディの宿敵であるナチス・ドイツの軍人にあふれた城のシーンから始まる。第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)から40年余り、現在80歳のハリソンは、デジタル技術の力を借りて、このシーンでは3部作当時の姿に若返ったという。この変化について、マンゴールド監督はこう説明する。

「圧倒的なジョージ・ルーカス&スティーブン・スピルバーグ時代の古い映画に身を埋め、観客を大興奮させたいと思っていました。(1949年の後)舞台は1969年に移ります。ですから、観客の皆さんは1940年代から60年代への変化を知的な意味では経験しないわけですが、若き日のインディの大冒険を文字通り体験することになります。それが今回の冒頭なのです。

ハリソンを若返らせるため、新たな映像にマッチする若きハリソンのアーカイブ映像を探し当てるILMの新ソフトウェアなど、いくつもの技術が駆使された。実際の合成に先駆けては、オリジナルのジャケットを保管庫から引っ張り出し、実際にハリソンが着用することもあったという。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は、「映画を観た時に“昔の映像が見つかったんだ、40年前に撮られていたんだ”と思ってほしい」と語った。

ちなみに、実際にデジタル技術で若返った自分と対面したハリソンは、「ちょっと不気味な感じだったね」と初見の感想を明かしている。「どうやって実現したかは知りたくもないけれど、実現しました。若くありたいという意味ではなく、年を重ねられたことを嬉しく思います」

映画『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)は2023年夏に日本公開。米国では2023年6月30日公開。

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Text: Yuka Shingai, 稲垣貴俊 / Source: Empire

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