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『IT/イット THE END “それ“が見えたら、終わり。』上映時間、前作超える長尺へ ─ テスト試写でも高評価、「非常に良いテンポ」

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ホラー小説の巨匠スティーブン・キング原作、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)の続編にして完結編、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が完成に向かっているようだ。アンディ・ムスキエティ監督は、編集作業の終盤にさしかかった現在、本作の上映時間の目安を明らかにしている。

Digital Spyによると、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の上映時間は現時点で2時間45分。あくまで編集作業中のため、ここから変動が生じる可能性もあるとみられるが、どうやら大幅に縮むことはなさそうだ。アンディ監督は「非常に良いテンポで、観た人から不満は出ていません」と語っているのである。

「脚本を書き、ストーリーを組み立てていた段階と比較すると、ずいぶん違った作品になりました。最初に執筆している時は、すべての要素がストーリーに不可欠だと思って書いていたんですが、映画を編集したら4時間になってしまって。その時に、一部の出来事や雰囲気は簡単にカットできるし、物語の本質に影響は出ないと気づいたんです。どんな作品にせよ、4時間の映画は心地悪く感じてしまうもの。だから、2時間45分まで縮めました。」

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前作の上映時間は135分だったため、もしも『IT/イット THE END』が2時間45分となれば、前作を30分上回る長さとなる。2019年の公開作品としては、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の3時間1分、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(8月30日公開)の2時間41分に比肩するボリュームだ。

もっともプロデューサーのバーバラ・ムスキエティ氏は、いずれ「ディレクターズカット版を公開します」と早くも宣言している。「素晴らしいシーンがいくつも映画に入らなかったんです。劇場公開版には入れられないという判断をせざるを得ませんでしたが、後からでも観ていただく価値は十分にあります」。なお、これに対してアンディ監督は「メチャクチャ怖いシーンは(劇場公開版に)全部入ってますから」と述べた。最高の恐怖を映画館で味わいたいという方は、ひとまずご安心いただきたい。

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は2019年11月1日(金)全国ロードショー

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』公式サイト:http://itthemovie.jp/

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Source: Digital Spy

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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