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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』海外より最速感想到着!驚愕、感動、戦慄の声をネタバレなしでご紹介

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
© Marvel Studios 2018

米国時間2018年4月23日、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のワールド・プレミアが開催された。世界で初めて全編のお披露目となったこの機会を目撃したジャーナリストやライターたちは、その感想をSNSで世界に向けて発信している。

しかしマーベル・スタジオは、本作において史上空前の秘密主義を貫いたまま。もちろん感想もネタバレは厳禁ということで、多くの感想は内容を想像することもままならない、抽象的なものとなっているのが現状だ。そこで本記事では、ワールド・プレミアの盛り上がりを少しでもお伝えできるよう、本編を観た人々の興奮がありのままに記された文章や、冷静に本作の特徴を掴み取ろうとした言葉の数々を(もちろんネタバレは一切含まず)ご紹介していきたい。
世界最速で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観た人々の言葉を確かめながら、来る劇場公開に向け、期待感を高めていただければ幸いである。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』驚愕の初公開

ワールド・プレミア直後、特に目立ったのは、本作に驚愕し、衝撃を受けた人々による言葉だった。溢れんばかりの感情に飲み込まれつつも、なんとか感想をまとまった言葉にしようとしている人々の投稿をまずは取り上げていくことにしよう。

スティーブン・ワインストローブ氏(Collider)
「驚愕した。みなさんはまだ『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への準備ができていません。とにかく、絶対にすべてのネタバレを回避して! なるべく情報を知らないまま観てほしい。ルッソ兄弟は不可能をやってのけた。」

エリック・アイゼンバーグ氏(CinemaBlend)
ヤバい、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は本物だった。息を殺して客席に座っていました。見事な結末、魅力的な場面、キャラクターの最高の共演。それから巨大で、時に圧倒的なサプライズ。サノスは恐ろしく、そして素晴らしかった。すごい。」

ジョン・スティーヴン・ロカ氏(ColliderVideo)
「神様、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』はとんでもなかった。とんでもなかった。とんでもなかった。ビジュアル、ストーリー、そしてガッツ。アクションはノンストップで、映画は僕たちを掴んで絶対に離さない素晴らしい瞬間を見られるし、それにあのエンディングは…神様、あのエンディングは…MCU史上最高傑作!

ジョシュア・イェール氏(IGN)
全編通してたくさん笑わされ、叫ばされ、泣かされました。決して(映画の)ペースが落ちることはなく、エンドクレジットが流れる時には、呆然として、言葉もなく、すすり泣いて座っているだけだったんです。」

ジル・パントッツィ氏(NerdyBird, io9)
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』2回目のチケットを買いました。この映画はあまりにも巨大で、じっと静かに観ていられる人は誰もいないでしょう。予想外に期待してください。」

ブランドン・デイヴィス氏(ComicBook.com)
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は壮観ですさまじい。誰が予想していたよりも大きな映画で、まさしくジェットコースターだ。ダークで、楽しくて、ヘビーで、スリリング。こんな映画はかつてなかった。」

『シビル・ウォー』『帝国の逆襲』、そしてP・T・アンダーソン

こうした中、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が本作で何を試みたのか、何に取り組んだのか、というポイントを押さえようと努める人々も決して少なくない。時として彼らは、過去の映画を参照しながら『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』という怪物に迫ろうとするのだった。

ピーター・シレッタ氏(/Film)
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にはみなさんが観たいものがすべて入っていますし、予想しているものは何ひとつありません。楽しくて、驚かされて、ダークで、スクリーンで初めてとなるキャラクターの共演が詰まっている。多くの映画監督が『帝国の逆襲』のような続編映画を作ろうとしてきましたが、この映画はそれに成功しています。」

ルーディ・オビアス氏(ライター)
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』はすごく重たい映画で、多くのキャラクターを丁寧に扱っています。マーベル・シネマティック・ユニバースで、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品に非常に近いものを観ることになるでしょう。驚きました!」

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)はマーベル映画を語る際にしばしば引き合いに出されるが、いよいよその境地に本作は達したということだろうか。一方、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品と『アベンジャーズ』がどう並ぶのかは全く想像できないが、もしかして巨大な群像劇という点で『ブギーナイツ』(1997)や『マグノリア』(1999)に近いところがあるのかもしれない。

また、本作がマーベル・シネマティック・ユニバースの中でどんな位置づけになりうるのかという点を見落とすわけにもいかない。大きなキーワードとなりうるのはユニバースの積み重ね、そしてルッソ監督が手がけた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)だ。

ペリ・ネミロフ氏(Collider)
10年間に及ぶシリーズとキャラクターを経て、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』がみなさんを完全に打ちのめす。ユーモア、天まで届くほど高いハードル、圧倒的なエモーション。ルッソ兄弟はキャラクターのアンサンブルを本編に散りばめ、素晴らしい仕事をやり遂げました。私のMVPは…ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。」

ターシャ・ロビンソン氏(Verge)
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からヒーロー同士の対決を引いて、それを20倍した感じ。『シビル・ウォー』の空港でのファイト・シーンが好きな人は夢中になるでしょうし、あれが退屈だったなら20倍退屈するでしょう。普通の劇場、普通の上映でこの映画を初めて観ていたら、劇場を出てすぐにチケットをもう一枚買って、2回目の鑑賞に向かったと思います。それくらい夢中になりました。
それからもうひとつ。何十年も映画のレビューをしてきましたが、今夜(ワールド・プレミア)ほど、映画の最後で観客が反応するのを聞いたことはありません。すばらしい体験でした(ですから、満員の劇場でもう一度観たいんです)。
一番驚いたのは、サノスがきちんと切実な敵役だったこと。マーベルのヴィランが抱える問題を単独で解決するとは思いませんが、それでもマクガフィンを破壊するだけのエイリアンではなかった。悪いヤツではないんです。」

ちなみに、サノスが「マーベルのヴィランが抱える問題」に一石を投じるキャラクターであると述べているのは、このターシャ氏だけではない。ColliderVideoのクリスティアン・ハーロフ氏は、話題を呼んだ『ブラックパンサー』(2018)のエリック・キルモンガーを引き合いに出しながら「サノスはキルモンガーからヴィランの王位を奪い取った」記したのである。

それでは最後に、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の特徴を3つのポイントでズバリ切り取ってみせた人物の感想をご紹介して本記事を締めくくることにしよう。まもなく世界公開、その全貌を震えて待て……!

ジェフリー・ヘンダーソン氏(俳優、映画監督)
「その1、もし予告編をすべて見ていたとしても、あなたは本編で何を見せられるのか分かっていない。その2、あなたと大勢の観客は、最後に音が聞こえるほど息を飲むことになる。その3、マーベルはヴィランの問題をついに修正した。サノスは一人のクソ野郎だ。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

© Marvel Studios 2018

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。