英国発人気ミュージカル『Everybody’s Talking About Jamie』映画化、2021年公開決定
ブロードウェイと並んでミュージカルの二大聖地とされるイギリス・ロンドンのウエスト・エンド発、大ヒットミュージカル『Everybody’s Talking About Jamie(原題)』の映画版が、邦題『ジェイミー!』として2021年に日本公開される。
『Everybody’s Talking About Jamie』は、2017年11月にイギリスのシェフィールドで初演され、絶賛の声を受けてウエスト・エンドでの上演がスタート。初演から3年以上が経った今も上演が続けられている大ヒット作だ。英BBCのドキュメンタリー『Jamie: Drag Queen at 16』からインスパイアされた、実話をベースとした物語で、2018年にはイギリス最高峰の演劇賞「ローレンス・オリヴィエ賞」の5部門にノミネート、ワッツ・オン・ステージ・アワードでは3部門に輝いた。
主人公はドラァグ・クイーンに憧れる16歳の高校生、ジェイミー・ニュー。母親から真っ赤なヒールをプレゼントされたことから、高校のプロムにドラァグ・クイーンとして参加する夢を抱くも、学校や教師からは猛反対を受けてしまう。マイノリティに理解のない学校や教師からの心ない言葉、ジェイミーを理解できない父親との確執などの困難に対峙しながら、それでも自分らしくあろうとするジェイミーの姿に勇気と感動、幸せをもらえる、最高にハッピーなポップ・ミュージカルだ。
主人公のジェイミー役は、5,000人のオーディションから選ばれたマックス・ハーウッド。映画への出演歴はなく、本作で本格的なデビューを飾る新鋭のパフォーマンスは必見だ。共演には『ある女流作家の罪と罰』(2018)『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)のリチャード・E・グラント。監督には舞台版の演出を務めたジョナサン・バターレルが続投する。
映画『ジェイミー!』は2021年公開。全米では2021年2月26日(金)に公開予定だ。ウエスト・エンド発祥のミュージカルとしては『オペラ座の怪人』『ミス・サイゴン』『キャッツ』に続く新たな代表作、続報に注目すべし。
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