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ジョニー・デップ、『パイレーツ・オブ・カリビアン6』への名残惜しさを吐露 ─ 脚本参加を打診されるもキャンセルに

ジョニー・デップ
Photo by Bielbienneboy https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Johnny_Depp_(3).jpg Remixed by THE RIVER

米ディズニーと決別することを明言したジョニー・デップが、これに伴い復帰が絶望的となった『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズへの名残惜しさを吐露している。

現在、米ヴァージニア州のフェアファックス郡裁判所では、2017年に離婚したジョニー・デップとアンバー・ハードの間で名誉毀損裁判が開廷されている。デップは、元妻のハードが家庭内暴力に関する自身の経験を綴った論説を米ワシントン・ポスト紙に寄稿したことに対し、名誉毀損裁判を起こした。同論説では加害者の名前は出されていなかったものの、その張本人として暗に示されたデップは、これがキャリア失墜に繋がったと主張。5,000万ドルの賠償金を請求しており、2022年4月11日から今に至るまで両弁護人による尋問が行われている。

キャリア失墜の一例として、デップはディズニーが製作してきた『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズからの事実上の解雇を挙げた。その中で、デップは同シリーズ第6作への参加をディズニー側から打診されていたにもかかわらず、ハードの論説掲載後に生じた暴行疑惑により企画が立ち消えとなったと主張。米CBS Newsは、最新の尋問でデップがこれについて証言する姿をライブ配信。ここでデップは、次のように述べた。

「ディズニーとあれだけ長い付き合いがあり成功した後で突然、どうして“無罪が証明されるまで有罪”というようになってしまったのか全く理解できませんでした。『パイレーツ』第6作の脚本に加わるよう声もかけられていたのです。キャラクターたちにふさわしいお別れが描かれたら良いな、というのが私の思いでした。」

もっとも、デップは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズとの決別を、開廷5日目の反対尋問で宣言していた。ハードの弁護士からの「『パイレーツ・オブ・カリビアン』でディズニーと仕事をともにすることは無いということですか?」という質問に、デップは「その通りです」と答えたのだ。とはいえ、約15年間演じ続けてきたジャック・スパロウとの別離は、デップにとって相当堪えたであろうことは想像に難くない。デップはディズニーから解雇される前の心情について、「終わる時だと思えるまで、私は続けようと思っていました」と明かした。

現在『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズからは、マーゴット・ロビー主演の新作企画が進行中。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは、同作でのジョニー版ジャック・スパロウの登場を望んでいたというが、もはや実現は難しい状況にある。

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Source: CBS News(参照:ScreenRant

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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