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『ワイスピ』『新スースク』のジョン・シナ、『北斗の拳』がだいすき

Photo by Gage Skidmore

今年の夏をイチバン盛り上げているのは、たぶんジョン・シナである。WWE出身の肉体派俳優ジョン・シナは、この夏日本で同時期に公開された2大ブッ飛び映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』『ザ・スーサイド・スクワッド  “極”悪党、集結』にダブルで出演。両作とも非常に重要な役どころで登場している。

ワイルド・スピード/ジェットブレイク
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
© 2021 WBEI TM & © DC

『ワイスピ』ではシリーズの主人公ドム(ヴィン・ディーゼル)の弟ジェイコブとして初登場し、ドムに負けず劣らずの超絶ドライビング・テクニックを披露。大気圏を超えてブッ飛んだ『ワイスピ』シリーズにとって、ジョン・シナの存在は間違いなくニトロシステムとなっている。

そして『ザ・スーサイド・スクワッド』では、平和のためなら殺しもいとわないイカれた悪党、ピースメーカーとしてスクワッドに参戦。ジョン・シナは“便器”もとい、輝くヘルメットを被り、超絶スキルで敵を倒しまくった。

そんな爆裂キャラクターふた役まとめて演じて日本のスクリーンにやってきたジョン・シナ、実はとある日本のアニメが大好きなのだそうだ。1986年の劇場版『北斗の拳』である。

「初めて観たのは14歳か15歳の頃でした。本当に良く出来ていると思いました」と、シナは2017年に米GQで語っている。「スーパーヒーローたちが、必殺パンチやクレイジーな無限攻撃を使って、超絶スタイルで戦うんですよ」。

北斗百裂拳など印象的な技を繰り出すケンシロウたちのアツい戦いを描いた『北斗の拳』。英語版では『Fist of the North Star』の名で1980年代に字幕版が米放送されており、1999年には英語吹替版も製作されている。1986年の劇場版も英語に吹き替えられ、1991年には北米で、1994年にはヨーロッパとオーストラリアでリリースされているのだ。そのため、海外のアニメファンの間でも『北斗の拳』が往年の名作であるということは共通認識なのである。

ジョン・シナがWWEデビューしたのは2002年、25歳のときこと。リングの上で厳しい戦いに挑む人生を歩むことになったのは、少年時代に観た『北斗の拳』への憧れもあった……のかもしれない。そんなシナが『ワイルド・スピード』と『ザ・スーサイド・スクワッド』でこの夏をアツく盛り上げてくれていると思うと感慨深いものだ。特に『ザ・スーサイド・スクワッド』では殺人拳の使い手もビックリの戦闘術で敵を容赦なく倒しまくっている。悪党どもに祈る言葉などない。

Source:GQ

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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