『ジョン・ウィック』第4作、ビル・スカルスガルドが出演認める ─ 演じたことのない役柄、アクションのトレーニングは不要

キアヌ・リーブス主演、アクションシリーズ『ジョン・ウィック』第4作に、『アトミック・ブロンド』(2017)『IT/イット』シリーズなどのビル・スカルスガルドが出演することが正式に明らかとなった。
ビル・スカルスガルドが、『ジョン・ウィック』(2014)『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)につづくシリーズ最新作に出演交渉中と報じられたのは、2021年6月初旬のこと。その後、続々と豪華俳優陣の出演が決まり、2021年6月下旬より撮影も開始される中、スカルスガルドの参加は不透明な状態となっていた。
米Colliderの取材にて自ら参加を認めたスカルスガルドは、『ジョン・ウィック』のようなアクション映画が昔から好きだったとしながら、シリーズ最新作への出演が決まった経緯や、本作に惹かれた理由について以下のように説明している。
「チャド・スタエルスキ監督が僕に連絡をくださり、それから何度かお会いしたのですが、彼のことをとても気に入ったんです。詳しいことは話せませんが、本当に楽しい役で、楽しい世界でした。(『ジョン・ウィック』の)映画が好きです。エンターテイメントに溢れている作品だと思いますし、僕自身としても今までにやったことのないようなことでしたから。それがどんなものであれ、インスピレーションを常に与えてくれるものなんです。“今までにやったことのないプロジェクト、あるいはジャンルなんだから挑戦してみよう。そのジャンルの制約の中で存分に楽しんでみよう”と。だから、とても楽しみにしています。」
演じる役どころについては伏せられているが、スカルスガルドによると、アクションのためのトレーニングは不要とのこと。その上でスカルスガルドは、これまで演じてきた役柄とは異なるものになると改めて強調し、「だからこそ、この役をやりたかったんです」と続けている。
『IT/イット』シリーズといったホラージャンルでの印象が強い俳優だが、「ジャンルを超えたり、多種多様な役柄を演じたりして、可能な限り多才になりたいと、ずっと前から考えていました」という。「コメディもやりたいし、アクションもやってみたく、出来るだけ多くのことをやりたいと思っています。それがこの業界で長く生きていくための秘訣でしょう」。スカルスガルドは役者として、ジャンルという枠にとらわれたくはないようだ。
キャストにはほか、『イップマン』シリーズのドニー・イェン、『密航者』(2021)のシャミア・アンダーソン、日本出身歌手のリナ・サワヤマ、『47RONIN』(2013)『モータルコンバット』(2021)の真田広之が名を連ねている。ランス・レディックはシリーズでおなじみのコンチネンタル・ホテルのコンシェルジュ・シャロン役、イアン・マクシェーンはウィンストン役として続投。さらに、『ザ・リディーマー』(2014)マルコ・サロールや、『ドクター・ストレンジ』(2016)スコット・アドキンスといったアクションスターが出演交渉中とも報じられていたが、現状は不明だ。
撮影はすでに開始済み。ドイツ・ベルリン、フランス・パリ、日本などで実施されると伝えられているが、現在の撮影地については明らかにされていない。2022年5月27日に米国公開予定だ。
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Source:Collider