『ジョン・ウィック4』に『七人の侍』『座頭市』の影響あり ─ 大阪でも撮影
日本の殺陣や香港映画のカンフー、マカロニ・ウェスタンなど、あらゆる国のアクション映画のエッセンスを受け継ぐ『ジョン・ウィック』シリーズ。格闘家としてのキャリアを持ち、日本通としても知られる監督のチャド・スタエルスキが英GamesRadarにて、影響を受けた日本映画への愛を語っている。
『マトリックス』シリーズで主演キアヌ・リーブスのスタントを演じたことから、キアヌと長年の親交があり、絶大な信頼を受けるスタエルスキ。『ハンガーゲーム』シリーズや『エクスペンダブルズ2』(2012)で第二班監督を務めたのちに、キアヌを主演に『ジョン・ウィック』(2014)で映画監督デビュー。大ヒットシリーズとなり、いよいよ2023年には最新作『ジョン・ウィック:チャプター4(原題)』が公開となる。
最新作では香港のスーパースター、ドニー・イェンや日本を代表する俳優、真田広之、日本出身の音楽家・ミュージシャンのリナ・サワヤマも参戦。スタエルスキは日本映画からの影響についてこのように語っている。
「『切腹』から『七人の侍』にいたるまで、私はチャンバラ映画、侍映画の大ファンです。『座頭市』はシリーズ26作品、そしてTV版も合わせて全作の名前が言えますよ!かなりの影響を受けていますね。
この作品は非常に日本的なテーマを持ち合わせています。友情にしろ生活法にしろ、一定の作法があるんですよね。登場人物がみな悪者だったとしても、そこに作法があるのです。」
以前もスタエルスキは最新作について「『続・夕陽のガンマン』(1966)と『座頭市』を掛け合わせ、ギリシャ神話にぶち込んだ感じ」と語っているが、やはりチャンバラ映画的なカラーが濃厚であることが予測される。日本の大阪で撮影されたシーンもあり、スタエルスキの日本愛を存分に感じられる一作になりそうだ。
『ジョン・ウィック:チャプター4(原題)』は2023年3月24日、US公開。
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Source:GamesRadar