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タイカ・ワイティティ渾身の「反ヘイト風刺劇」 ─ 『ジョジョ・ラビット』米予告編、空想ヒトラー登場&スカーレット・ヨハンソン出演

https://www.youtube.com/watch?v=VTqd4yNFuSw サムネイル

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)を手がけたタイカ・ワイティティが脚本・出演・監督を務める最新作、『ジョジョ・ラビット(原題:Jojo Rabbit)』の米国版予告編が公開された。

『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』(2016)などオフビートな笑いを散りばめた作品を得意とするタイカ監督が新たな舞台に選んだのは、なんと第二次世界大戦下のナチス・ドイツ。ただし予告編をご覧いただければ一目瞭然のように、タイカ監督らしいユーモアは健在…どころか、むしろ前面に押し出されている。


「タイカ・ワイティティが憎悪の戦争を風刺する」。そう銘打たれた本作の主人公はドイツ人の少年ジョジョ。ファシストが台頭する中、周囲とうまくなじめない彼は、母親ロージーが自宅の屋根裏にユダヤ人の少女をかくまっていることを知り、自分の世界観を覆されてしまう。唯一の友人である空想上のアドルフ・ヒトラーに支えられながら、彼は自分のナイーブな愛国心に向き合うことになるのだ。

予告編では「最高の週末の準備はできてるか?」と口走る少年や、彼らが参加するナチス主導のヒトラーユーゲント(ヒトラー青少年団)によるキャンプの様子などが次々に映し出されていく。ピストルを撃つキャンプのリーダー、毒づく女性、炎が上がる中を駆けていく少年たち、ジョジョとヒトラー、家を訪れる黒服の男たち、暗い部屋から顔を出す少女、そしてジョジョと母親。

森の中、木の陰からヒトラーが「やあジョジョ、僕の友だち」と顔を出し、「どうしたんだよ、少年」と尋ねる。ジョジョが「みんなが僕を“ビビりのウサギ”って言うんだ」と答えると、ヒトラーユーゲントのメンバーがジョジョに「ジョジョ・ラビット!」と言い放つ様子が重なった。ヒトラーは言う。「言いたいように言わせておけよ。僕もよくひどいことを言われてたんだ。“こいつは狂人だ”とか、“こいつはサイコだ、全員殺されるぞ”とかさ」

空想上のヒトラーを演じるのはタイカ・ワイティティ本人。以前、タイカ監督は本作がヒトラーを美化するものではないことを強調し、「自分なりの反戦風刺劇」「ナチスや彼らの信念を笑い者にできるのが楽しみ。大勢のレイシスト(差別主義者)を怒らせるつもり」と宣言していた。ちなみに、米国版ポスターには「反ヘイト風刺劇」というフレーズがはっきり記されている。本気の“ジョーク”が炸裂する予感!

少年ジョジョ役は新人ローマン・グリフィン・デイヴィス、母親ロージー役は『マイティ・ソー バトルロイヤル』にもカメオ登場したスカーレット・ヨハンソン。自宅にかくまわれる少女を『足跡はかき消して』(2018)の新鋭トーマサイン・マッケンジー、ナチスのキャンプ・リーダーを『スリー・ビルボード』(2017)でアカデミー助演男優賞に輝いたサム・ロックウェルが演じるほか、『ピッチ・パーフェクト』シリーズのレベル・ウィルソン、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)シオン役のアルフィー・アレン、『LOGAN/ローガン』(2017)のスティーヴン・マーチャントが登場する。

なお、タイカ監督は本作を経て『マイティ・ソー』シリーズの第4作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(邦題未定、原題:Thor: Love and Thunder)』を手がける。

映画『ジョジョ・ラビット(原題:Jojo Rabbit)』は2019年10月18日に米国公開予定

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Source: Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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