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『ジュラシック・ワールド3』は実質「ジュラシック・パーク6」 ─ グラント、エリー、マルコムの復帰を監督が語る

サム・ニール ローラ・ダーン
Photo by sean.coo https://www.flickr.com/photos/33245259@N06/4560116480/ Photo by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Laura_Dern_Deauville_2017.jpg

『ジュラシック・ワールド』シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド3(仮題)』は、脚本・監督のコリン・トレボロウいわく「ジュラシック・パーク6」というべき内容になるという。『ジュラシック・ワールド』(2015)を手がけ、第2作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)で脚本・製作を担当したトレボロウは、完結編となる本作で監督としてカムバック。このたび、英Empireにてストーリーのポイントを語った。

すでに公表されている通り、『ジュラシック・ワールド3』の見どころは、すべての始まりとなった『ジュラシック・パーク』(1993)以来はじめて、アラン・グラント役のサム・ニール、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムが揃って復帰すること。しかし、そのためには作品としての必然がなくてはならなかった。

エリー、マルコム、グラントは、なぜパークがダメになった日に、揃ってその場所を再び訪れていたのか。その理由を見つけなくてはなりませんでした。次回作では、かつてのキャラクターたちが自然な形でストーリーに登場することになります。だから、エミリー・カーマイケル(共同脚本)と僕は『ジュラシック・パーク6』と呼んでいるんですよ。」

どうやらグラントとエリー、マルコムは、すべてが変貌した後のパークに揃って登場することになるようだ。すなわち、3人の再会はもはや約束されたも同然である。以前から監督は、3人のそれぞれが物語上の大きな役割を担うことを強調していたが、『炎の王国』においてマルコム博士の出番が多くなかったことさえ、今となっては次回作の前振りにすぎなかったように思われる。

「最も基本的な問いかけを始めています。現在の彼らはどんな人物なのか。自分たちが暮らしている新しい世界を、どのように受け止めているのか。そして、歴史の一部であることをどう感じているのか。最終的には俳優たちと協力することになるでしょう。彼らは役柄を理解しているし、愛しています。だから、一緒に作ることになりますよ。」

現在、トレボロウ監督らは脚本作業の真っただ中にあるとみられる。ストーリーの詳細は明かされていないが、短編映画『ジュラシック・ワールド:バトル・アット・ビッグ・ロック(原題:Jurassic World: Battle at Big Rock)』では、前作を経て、恐竜たちが世界に解き放たれた後の世界がわずかに描かれていた。もちろん次回作には、クリス・プラット演じるオーウェンと、ブライス・ダラス・ハワード演じるクレアも帰ってくる。

映画『ジュラシック・ワールド3(仮題)』は2021年6月11日に米国公開予定

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Source: Empire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。