『ジュラシック・ワールド/復活の大地』Rotten Tomatoesスコアが発表 ─ 海外レビューは賛否両論、「ミュータント恐竜」に辛口評価

米レビューサイトのRotten Tomatoesより、『ジュラシック』シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の批評家スコアが発表された。賛否両論の評価となっている。

本記事時点で、レビュー件数は86件で57%。これは映画シリーズ歴代3位となるが、前シリーズは『ジュラシック・ワールド』(2015)が72%、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)が47%、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)が29%と全体的に低調。『復活の大地』は後2作ほどではないが、新起動作としてはもう一声欲しいところだった。
アーリーレビューでは概ね好評だったが、詳しいレビューでは賛否両論の様子。「スティーブン・スピルバーグ監督ではないジュラシック映画としては最高かもしれない」(FILMHOUNDS Magazine「『ジュラシック・パーク』から32年が経った今なお、このシリーズが依然として魅力的であることを証明している」(Solzy at the Movies)といった好ましい声もある一方、「迷走している」(FandomWire)「会話が多すぎるし、恐竜がモンスターになっており、これではモンスター映画だ。どうしてシリーズの特別な魅力を無くしてしまうのだ?」(Beyond the Trailer)「もう偽物の恐竜を作るのはやめてほしい」(United Press International)といった意見も。作中に初登場する「ミュータント恐竜」に厳しい評価が集まっている。
また、「過去作のリミックス」「『ジュラシック・パークIII』の焼き直し」といった意見も散見され、新規性や革新性の欠如が指摘されている。「これがシリーズの大々的な仕切り直しだというのなら、ユニバーサルは恐竜と『ジュラシック・パーク』シリーズをいよいよ絶滅させる時なのかもしれない」(The Cinematic Reel)とも評された。
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、前作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)から5年後、地球環境が恐竜を受けつけないことが判明した世界で、ヨハンソン演じるゾラ・ベネットたちのチームが任務に挑む。すべての始まりとなった『ジュラシック・パーク』(1993)への原点回帰を志すコンセプト。2025年8月8日(金)日本公開。
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