『ベスト・キッド』新作映画が製作決定 ─ 「コブラ会」との関連性は無しか

米ソニー・ピクチャーズが『ベスト・キッド』の新作映画を2024年6月7日に米公開させる計画が明らかになった。米Deadlineが報じた。
海外では『Karate Kid』の題で知られるこの映画は、空手の達人である老人の手ほどきを受け、少年が空手大会を目指す物語。オリジナルは1984年に公開された。パット・モリタが演じた空手の達人、ミスター・ミヤギこと宮城成義は映画史に残る名キャラクターとなった。
同作は『ベスト・キッド2』(1986)、『ベスト・キッド3/最後の挑戦』(1989)、『ベスト・キッド4』(1994)と続編展開も果たした。2010年にはジェイデン・スミスとジャッキー・チェンによるリメイク版も公開されている。
『ベスト・キッド』は現在、続編シリーズ「コブラ会」が人気を博している。同シリーズではオリジナル版の子役キャストらがそれぞれ成長し、父親になった同役で出演。現在シーズン5まで公開されている。
現時点で新作映画の詳細は不明で、キャストや監督なども明らかになっていない。「コブラ会」はソニー・ピクチャーズ・テレビジョン配給・製作であるため、成功を収める同シリーズに関連する企画の可能性も考えられる一方、Deadlineは「全く新しい映画(a brand new Karate Kid movie)」と伝えている。
米メディアでは、早速「コブラ会」との関連性が探られている。初報の後には、「『ベスト・キッド』新作映画は『コブラ会』タイムラインに組み込まれるのか?」(Den of Geek)、「『ベスト・キッド』新作映画は『コブラ会』に対抗できるか?」(Forbs)といった記事が相次いだ。
「コブラ会」で監督・脚本を務めるジョン・ハーウィッツは、自身のTwitterでこの関連性を否定している。同氏は、いつか『ベスト・キッド』や「コブラ会」映画版を製作してみたいと希望を語りつつ、今回の新映画は「我々の知るところではなく、『コブラ会』キャストを扱うものではない。よく知らないが健闘を祈りたい」とした。
『ベスト・キッド』といえば、ミスター・ミヤギによる一見遠回りだが試合本番で成果を発揮する修行が名物。オリジナル版では車のワックスがけ、リメイク版ではジャケットの着脱が行われた。新作映画でもミスター・ミヤギの特訓が描かれるのであれば、どのような修行が見られるのだろう。
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Source:Deadline,Den of Geek,Forbs