キアヌ・リーブス、『ジョン・ウィック』故ランス・レディック讃えるスピーチを披露 ─「彼は本物だった」

キアヌ・リーブスが2024年2月上旬に開催されたサターン賞に出席し、『ジョン・ウィック』シリーズで共演した故・ランス・レディックの功績を讃えた。
『ジョン・ウィック』シリーズのシャロン役や、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」(2002-2008)、「LOST」(2008-2013)といった作品への出演で知られたランス・レディックは、2023年3月に急逝。亡くなる前日にはInstagramを更新し、愛犬たちとの元気な姿を見せていた。
第51回サターン賞授賞式では、レディックの生前の活躍を讃えるため「ランス・レディック・レガシー賞」が新設された。式の開催前にはキアヌが同賞を受賞することが判明しており、式当日にはステージに上がり故人を偲んだ。
「みなさん、こんばんは。まずは類稀なるアーティストとして温かく美しい魂を持つランス・レディックのことを表彰し、敬意を示す場を与えてくださったサターン賞に感謝を伝えたいと思います。それから、第1回ランス・レディック・レガシー賞をいただくことができ、光栄に思っています。
25年もの間、ランスは持ち前のパフォーマンスと人となりで、携わっていた作品やジャンルの全てで確かに足跡を残し、ハードルを押し上げてくれました。彼は優しく、気前が良く、クリエイティブで、物事を見抜く力があり、本物だった。彼には、僕たちを引き込み、支え、鼓舞するような脆さと、特別な気品さ、強さがあった。彼には炎があった。クリエイティブの炎がありました。彼の内側からは光が射していた。それは誰にも否定できません。」
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言葉の一つひとつに思いを込めながらレディックへの敬意を力強く語ったキアヌ。授賞式の場で応じた米Peopleとのインタビューでもレディックのことを偲びながら、彼と過ごした時間を振り返った。「彼は上品で面白くもあり、ユーモアがあった。ジョン・ウィックとシャロンにあったような関係を彼とも持てたのが一番の思い出です」。
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