大人になったダニエル・ラドクリフ、子供たちに『ハリー・ポッター』だと気付いてもらえない

今なお「ハリー・ポッター魔法ワールド」として最新作が届けられる大人気シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』が劇場公開を迎えたのは2001年のこと。2018年となった今では、すでに17年前の出来事となる。撮影当時は10〜11歳だったハリー・ポッター役ダニエル・ラドクリフも、今や29歳の大人に成長した。英The Telegraphに語ったところによると、成長したダニエルは今の子供たちにハリー役として気づかれないのだという。
「子供たちと会う時、親御さんがお子さんを連れてきて、”この人、ハリー・ポッターだよ”と言うんですが、子供は“ううん、違うよ”って。」
J.K.ローリングによるファンタジー小説を映画化した『ハリー・ポッター』シリーズは、2011年の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』に至るまで8作が公開。映画公開期間だけで実に10年にも及ぶ歴史を重ねており、ハリーたちと共に成長した、いつも側にハリー・ポッターがいたというファンも多いだろう。ダニエルも、ファンに「あなたは私の子供時代の大部分でした」と伝えられることを「すごく変な気持ちだけど、本当に素敵なこと」と答えている。
「僕にとっては『ザ・シンプソンズ』がそうだったんですけど、そんな風に誰かの人生に存在できているなんて、すごくクレイジーだし、素晴らしいことです。」
『ハリー・ポッター』シリーズの後、ダニエルは『ホーンズ 容疑者と告白の角』(2015)で頭から角が生えてくる青年役、『スイス・アーミー・マン』(2017)では”死体”役、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)ではキャリア初の悪役など、バリエーション豊かな役柄に挑んでいる。その原点にあるハリー・ポッター役への想いは今も変わらず慎ましい。
「いつも言っていることなんですけど、『ハリー・ポッター』の役で知ってもらえたのは、とんでもなくラッキーなことでした。本当に愛されていますからね。」
Source: The Telegraph
Eyecatch Image: Gage Skidmore