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『ドリームプラン』会見レポート全文、ウィル・スミスやウィリアムズ姉妹らたっぷりトーク

ドリームプラン
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ウィル・スミスが主演・製作を務める映画『ドリームプラン』が、2022年2月23日より公開となる。ウィル・スミスのアカデミー賞受賞も期待されている一昨だ。

『ドリームプラン』は、世界最強のテニスプレーヤーとも称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を、ゼロからテニスのワールドチャンピオンに育て上げたテニス未経験の父リチャードが独学で作り上げた「計画書=ドリームプラン」にまつわる驚きの実話だ。

リチャードは、「世界王者にする78ページの計画書」を姉妹が生まれる前に作っていたが、劣悪な環境の中でコネも資金もない彼らにとっては“不可能な挑戦“だと思われた。 テニス未経験の父親はプロのコーチに指導してもらうために姉妹を賢明に売り込むも、「“未来のモーツァルト”だからタダで教えてくれと? 誰も教えない」と断られてしまう。それでも、娘たちを信じ続ける父と姉妹は懸命に練習を続けていくのだった……。

THE RIVERでは、2021年11月に開催されていた本作のバーチャル会見のレポート全文を入手。主演のウィル・スミスはもちろん、本作のモデルにもなっているテニス選手ウィリアムズ姉妹のほか、姉妹を演じたサナイヤ・シドニー、デミ・シングルトンほか、トニー・ゴールドウィン、ジョン・バーンサル、レイナルド・マーカス・グリーン監督らが登壇し、本作を熱く語っている。

大ボリュームのこの記事を読めば、『ドリームプラン』のことがしっかり理解できるようになるはず。映画を観る前でも後でも、作品と合わせてチェックしてみよう。

映画『ドリームプラン』バーチャル記者会見 全文

──今日は事前に皆さんからいただいた質問をお聞きしたいと思います。まずは、この映画のルーツであるビーナスとセリーナにお尋ねします。ご自分の家族の物語が映画になり、しかも、あのウィル・スミスがお父さんを演じたことを、今、どう感じていらっしゃいますか?まずはビーナスに答えてもらいましょうか?

ビーナス・ウィリアムズ (以下、VW):すごく感極まる気持ちです。予告編も見たし、脚本も読んでいたのに、見るたびに涙が出そうになります。現場に家族の雰囲気があふれているのも素敵でした。それにデミとサナイヤは本当にセリーナと私みたいでした。カメラが回っていない時でも手を握りあっているところとか。本当に感動しました。みんなが達成してくれたことを、私は誇りに思っています。正直、すごくシュール。彼らは私たちの家族を真から理解してくれて、本当に私たちらしく描いてくれました。そこを誇りに感じています。

──セリーナ、あなたは?

セリーナ・ウィリアムズ(以下、SW):シュールという言葉以上に私の気持ちを良く表すものがないです。この優れた女優さんたちと、その背後にいるすべての人たちが、これを作り上げてくれました。私たちのお父さんの話を語ってくれました。私と姉は、「ワオ、本当に?」って感じでした。すごくシュールでした。しかも、お父さんを演じてくれたのはウィル。ウィルは完全にリチャード・ウィリアムズになりきってくれました。彼のおかげでこの映画は一層レベルの高いものになったと思います。この映画は大きな感動をくれる、とてもよくできた作品。優れた作品です。

VW:ひとこと付け加えさせてもらうと、ここに座っている人全員、それに、テレビの画面に出ている人(注:リアルで参加できず、ズームで参加したふたりのこと)は、これを実現させるために、本当に一生懸命仕事をしてくれました。この人たちはできるだけ真実に迫る物語を語ろうとしてくれました。お決まりのパターンで済ませるのではなくてね。みなさん、ありがとう。みなさんのことが大好きです。

──ウィルへの質問です。なぜリチャード・ウィリアムズを演じたいと思ったのですか?

ウィル・スミス(以下、WS):(ビーナスに向かって)さっき話していたんだよね。ビーナスが受けたインタビューがあって…。君はあの時いくつだったんだっけ?

VW:13歳か14歳。

WS:13歳か14歳。あのインタビューは有名です。リチャード・ウィリアムズがレポーターに「彼女はそうは言っていない!でも、彼女はすごい自信を持って言ったんだ!」と厳しく言ったインタビュー。僕はあれをリアルタイムで見ていました。その時のビーナスの表情は忘れられません。僕が現れた時に、自分の娘にもあんな顔になってほしいと思ったんです。彼女はライオンを抱えているようでした。すごい自信と余裕がある。このライオンが自分を守ってくれると言わんばかりに。僕はリチャード・ウィリアムズが本当に好きになりました。もう20年以上前のことですが。この映画の機会が訪れた時、最初に思い出したのは、そのことでした。父が娘をあんなふうに守る様子を世界に見せてあげたいと僕は思ったんです。

Writer

THE RIVER編集部
THE RIVER編集部THE RIVER

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