『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』全容疑者の設定が判明 ─ デイヴ・バウティスタは人気YouTuber役

ダニエル・クレイグ主演『ナイブズ・アウト』シリーズの第2作『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』より、今回の容疑者たちの詳細情報が明らかになった。
前作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)でダニエル演じる名探偵ブノワ・ブランが挑んだのは、大富豪の作家がパーティーの夜に密室で殺害された事件。続編『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』では、地中海の孤島で巻き起こる殺人事件に挑む。IT業界の大富豪マイルズ・ブロンがプライベートアイランドに親友たちを招待し、ミステリーゲームを持ちかけたところ、実際に殺人が起こってしまう……。
既報の通り、“IT業界の革命児”たるマイルズ・ブロンを演じるのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)『ファイト・クラブ』(1999)のエドワード・ノートン。彼に招かれた“親友たち”は、揃いも揃って曲者揃いの設定だ。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイヴ・バウティスタが演じるのは、人気YouTuberのデューク・コディ。また、デュークの若い恋人でアシスタントのウィスキー役には「アウターバンクス」(2020-)のマデリン・クラインが扮する。「ワンダヴィジョン」(2021)アガサ役のキャスリン・ハーンは、上院選を控えるコネチカット州知事のクレア・デベラ役だ。
ファッショニスタのバーディ・ジェイ役には『あの頃ペニー・レインと』(2000)のケイト・ハドソン。バーディのアシスタント・ペッグ役を『マトリックス レザレクションズ』(2021)『グレイマン』(2022)のジェシカ・ヘンウィックが演じる。なぜかペッグと対立するというIT業界の起業家、カサンドラ・“アンディ”・ブランド役は俳優・歌手・モデルのジャネール・モネイ。そして、マイルズのもとで働く科学者ライオネル・トゥーサ役を『ハミルトン』(2020)『あの夜、マイアミで』(2020)のレスリー・オドム・Jr.が演じている。
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今回の事件の容疑者たちは、いずれも裕福な人々ばかり。監督・脚本のライアン・ジョンソンは「所得格差は大きなテーマですが、それだけの映画ではありません」と述べた。「僕たちは格差を道徳的に間違ったものだと感じる時代を生きています。そしてサーカスのように、そこから目を離すことができない。そのネガティブな効果がどんどん現実に表れてきているにもかかわらず」。
また、今度の事件はいったい誰が殺害されるのかも判明していないのが特徴だ。各容疑者の詳細も続報が待たれるが、ライアンはキーパーソンのマイルズについて「テック界の億万長者たちの時代において、マイルズの元ネタがどんな人たちかはすぐにわかると思う」とコメント。また、クレア州知事は「全員を怒らせながら、あらゆる意味で難題を達成しようとする」「公人としては現職にとどまるために喜んで妥協する」人物なのだという。
ちなみにライオネル役のレスリーによると、登場人物たちの間には長い歴史がある模様。「彼らには歴史があり、複雑な関係がある」というレスリーは、その微妙なニュアンスをこのように語っている。
「何が彼らを再び再会させたのだろうか、と考えたんです。若い日の彼らを結びつけた、最初の火花とはどんなものだったのかと。その中には楽しいものがあるに違いないですよね。映画の冒頭で僕たちがギリシャの島に到着し、緊張感も幕を開けます。愛は複雑だし、友情もまた複雑になりうるのです。」
映画『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』は2022年12月23日(金)よりNetflixにて独占配信開始。
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Source: Empire