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『この世界の片隅に』、ウェス・アンダーソン監督の新作も!話題の「クラウドファンディング」って?

2015年の3月9日から、クラウドファンディング・サイト“Makuake”にて、2000万円を目標として資金調達を開始したところ、わずか10日ほどで目標額を達成しました。出資額は合計3,622万4,000円となり、無事に製作が行われる運びとなったのです。劇場公開後、作品の高評価は口コミによって急速に広がり、国内興行収入ランキングでは、ハリウッド映画などにも並ぶ10位を記録しています。

また11月22日には、同クラウドファンディング・サイトで、新たに「映画『この世界の片隅に』の海外上映を盛り上げるため、片渕監督を現地に送り出したい」という企画で出資が募られたところ、こちらは1日も経たずに目標額を大幅に上回る結果となりました。

https://www.makuake.com/project/konosekai2/
https://www.makuake.com/project/konosekai2/
この作品の場合も、出資者はミーティングに参加することができる、劇中の登場人物から手紙が届くエンドロールに名前が掲載されるなどのリターンがありました。クラウドファンディングを活用することで、『この世界の片隅に』は、小規模な作品ながら広く知られるきっかけを生むことができたのです。

私たちと映画の新しい関係

映画系のクラウドファンディングは「購入型」とよばれるタイプが多く、エンドロールに名前が掲載されるというリターンが多く見られます。クレジットに名前が掲載されることほど、ドキドキすることはありませんよね。ましてや、素晴らしい映画であったら尚更でしょう。

映画づくりに直接携われなくとも、気軽に出資できる額で、微力でも作品の力になれたなら、映画が完成した時の喜びは、通常の映画を観るときの数倍にもなるはずです。「会いに行けるアイドル」なんて言葉を耳にする機会が増えたこともありましたが、これからは「参加できる映画」なんて言葉を耳にする機会も増えるかもしれません。

また映画を作る側からすれば、プロ・アマに関係なく、アイディアはあってもお金がないという企画や人材の“希望の光”となるシステムでしょう。映画業界にとっても、従来主流とされてきた映画づくりとは違った方法を、ビジネスの場面に取り入れることができるはずです。もちろん企画者には、「支援したい、出資したい」と思わせる綿密な計画と、「なぜ作りたいのか、どのように作りたいのか」を厳しく問われることにはなるのですが……。

現在のところ、まだ日本ではクラウドファンディングの認知度はさほど高くありません。しかし今後、少しずつ知名度が上がっていけば、その可能性はさらに広がりをみせ、より多くの人にチャンスと可能性を広げる、有効なツールとして活用されていくことでしょう。

source: https://www.crowdrise.com/wesanderson
Eyecatch Image: https://www.makuake.com/project/konosekai/
© こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

Writer

K氏
K氏

ホラー以外を好む雑食系。ミーハーです。

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