『猿の惑星/キングダム』2024年初夏日本公開決定 ─ 文明築く猿と野生化した人間、予告編&ポスター到着

『猿の惑星』シリーズ最新作『Kingdom of the Planet of the Apes』が邦題を『猿の惑星/キングダム』として2024年初夏に日本で公開されることが決定した。さらに、特報とポスターも到着している。
舞台は、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こってから何年も後の世界。高い知能と言語を得た多くの猿は文明的なコミュニティを築き、穏やかに発展する文化的なグループ、歪んだ教えを信じ急成長し帝国を築くグループ、他のグループを奴隷化するような過激なグループなど、まるで人間社会のような進化を遂げている。一方で人類は言語を失い、文化も技術も社会性も失い、野生生物のような存在に。
公開された映像でも、衝撃的な進化を遂げた猿たちの姿が映し出される。大自然(昔は高層ビルが立ち並ぶ大都会だった名残を残す)の中で穏やかに暮らす者、野生化した人間を狩る者、人間を餌付けする者、猿同士で争う者、人間を助ける者、指導者の下に武器を持ち集まる者たちと、“猿の惑星”となった地球、そして多様化した社会性が垣間見られる。
人間が高度な知能を持つ猿に支配された未知の惑星という前代未聞の世界観と衝撃的なラスト・シーンで映画史上に燦然と輝く神話となった『猿の惑星』(1968)。そのショッキングな世界観の“起源”を解き明かす、『猿の惑星:創世 記(ジェネシス)』(2011)は、猿の子供であるシーザーが人類同等の知能を持ち、コミュニケーション・ツールとしての言語を持つまでが描かれた。人類への警鐘に満ち溢れたテーマ、心揺さぶるエモーショナルなドラマは多くの人々を魅了した。
続く『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)では、高度な知能を獲得した猿のシーザーが仲間を率いて、人類への反乱を起こしてから10年後の世界が描かれた。かけがえのない家族や仲間を持ち、平和な世界を望む猿のリーダー、シーザーと、新種のウイルスによる感染症流行で地球規模のパンデミックで絶滅の危機に陥った人間たち。それぞれの葛藤を軸にした物語は、“共存”と“対立”の狭間で重大な決断を迫られていく彼らの姿を映し出した。そして『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017)では、生き残った人類との共存を望み続けていたにも関わらず家族を人間に殺されたシーザーの深い“悲しみ”と人間への“愛と憎しみ”にフォーカス。 猿と人類、それぞれの種の存亡、地球の支配者としての生き残りをかけた負けることのできない聖なる戦い、地球の運命が変わる壮絶にしてエモーショナルな歴史的瞬間を描き、3作連続で全米初登場No.1を記録した。
この伝説的なサーガの次章を描く監督は、『メイズ・ランナー』シリーズなどで知られるウェス・ボール。配役は明らかになっていないが 『To Leslie トゥ・レスリー』(2022)の熱演が話題となったオーウェン・ティーグ、「ウィッチャー」 (2019-)のフレイヤ・アーランなど、注目されている若手俳優が名を連ねた。
映画史にショッキングなインパクトを遺した神話へと繋がる物語『猿の惑星/キングダム』。進化はなぜ彼らを選んだのか?半世紀以上の謎に包まれていたその全ては 2024年、映画館で明らかになる。

『猿の惑星/キングダム』は2024年初夏、全国ロードショー。
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