『ボーダーライン』テイラー・シェリダン新ドラマ「ランドマン」予告編 ─ 『トップガン マーヴェリック』ジョン・ハム出演、石油掘削ビジネス描くサスペンス

映画『ボーダーライン』シリーズやドラマ「イエローストーン」(2018-)などの鬼才、テイラー・シェリダンによるParamount+の新作ドラマシリーズ「ランドマン(原題:Landman)」の予告編が米公開された。
ポッドキャスト「Boomtown」をベースとした本作は、西テキサスを舞台に、石油採掘と利潤追求を描くドラマシリーズ。物語の主人公は、テキサスの石油採掘の世界で問題解決を担う“ランドマン ”ことトミー・ノリス。現代の都市で採掘作業員と億万長者たちが入り乱れ、気候や経済、地政学にさえ影響を及ぼすほどの一大ブームが巻き起こる……。
予告編は、トミー(ビリー・ボブ・ソーントン)が白のピックアップトラックに乗り、テキサスの埃っぽい荒野を駆け抜けるシーンからスタート。「石油・ガス産業は、1日に30億ドルの純利益を上げている。そして、その規模はますます大きくなっている」とのナレーションと共に、テキサス石油界の重鎮モンティ・ミラー(ジョン・ハム)、石油掘削施設で働く労働者たち、そしてトミーの姿が登場する。「しかし、その金が生まれる前に、土地を確保し、人々を管理しなければならない。それが私の仕事だ。前者はとても簡単だが、後者は命を危険にさらすこともある」。
その後、労働者たちが石油掘削施設で危険な作業を行うシーンに切り替わる。次の瞬間、音が消え、画面は真っ暗に。やがて鈍い爆発音が聞こえ、立ち上る巨大な煙、火だるまになった人間、燃え盛る炎が映し出される。
後半では、石油ビジネスに関わる人々の“その後”がテンポよく綴られていく。その中でミラーは、「世界は、自分たちが毎日触れる唯一の資源を提供しているあなたと私を悪だと信じ込んでいる」と力強く主張。「石油掘削は世界で最も危険な仕事。好きでやってるわけじゃない。他に選択肢がないからだ」と業界の暗部を指摘する。
シェリダン作品らしいハードな暴力描写が登場することになりそうだ。土地に根差した貧富や格差の問題、業界のシビアな現実などが描き込まれているものと見られる。
出演者は、『グレイマン』(2022)や「FARGO/ファーゴ」(2014)のビリー・ボブ・ソーントン、『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)のデミ・ムーア、「マッドメン」(2007-2015)『トップガン マーヴェリック』(2022)のジョン・ハムなど。シェリダンがクリエイター&製作総指揮を務め、原案のポッドキャストを手がけたクリスチャン・ウォレスも名を連ねた
「ランドマン(原題)」は、米Paramount+にて2024年11月17日より配信されるほか、ヨーロッパでは現地向けの配信サービス「SkyShowtime」にて2024年内に配信予定。日本での配信情報が待たれる。
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