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セバスチャン・スタン、『ディア・ハンター』ジョン・サヴェージとベトナムで対峙 ─ 『ラスト・フル・メジャー』本編映像

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
© 2019 LFM DISTRIBUTION, LLC

『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ』シリーズのバッキー・バーンズ役で知られるセバスチャン・スタンの初主演映画ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実が2021年3月5日(金)に公開される。このたび、セバスチャンと『ディア・ハンター』(1978)の名優ジョン・サヴェージが対峙する本編映像が到着した。

1966年4月、ベトナム戦争で大勢の兵士を救うために命を捧げた空軍兵がいた。その男、ウィリアム・H・ピッツェンバーガーは英雄として讃えられるはずが、なぜか30年以上にわたって名誉勲章は却下され続ける。1999年、ペンタゴン空軍省のエリート官僚スコット・ハフマン(セバスチャン・スタン)は、退役軍人のタリー(ウィリアム・ハート)から依頼を受け、ピッツェンバーガーへの名誉勲章授与に関する調査を開始。家族や退役軍人たちの証言を聞くうち、ハフマンは心を動かされるが、同時に勲章の授与を阻んでいた陰謀の存在にも気付くことになる。なぜ、英雄の存在は歴史の闇に封印されていたのか……。

ジョン・サヴェージといえば、本作と同じくベトナム戦争を描いた、マイケル・チミノ監督の傑作『ディア・ハンター』で、心身ともに傷ついた兵士・スティーブン役を演じたことで知られる名優。『ラスト・フル・メジャー』でジョンが演じるキーパー役は、1966年の“アビリーン作戦”に第一歩兵師団の一員として参加した、極秘作戦の真実を知る元兵士。終戦後もベトナムに留まり、現在はコートナイ・ゴム園で世捨て人のように暮らしている。

公開された映像は、ベトナムを訪れたハフマンが、キーパーに案内されてジャングルへ足を踏み入れるシーンだ。キーパーは「帰還兵は複雑な思いを抱いてる。戦った自分を恥じて否定し怒っている。話を聞いてほしくてここへ来る」と語り始める。「名誉勲章は大切だ、俺たち帰還兵の心を一つにしてくれる」。キーパーは「俺は証言者だ。あんたも証言者だぞ」と言い、ベトナムで古くから行われている忘却の儀式・コムローイ祭の様子に重ねて、「捨てていきたい思いがあったり、持って帰りたくない思いがあったりしたら空に捨てていけ」と話すのだった。その夜、無数のランタンが空に浮かぶ中に、ハフマンが新たなひとつを浮かべる。

戦場から生還したキーパーは、過酷な作戦の実態を語り、ハフマンをある場所へと連れて行く。なぜキーパーは、今でもベトナムに暮らしているのか。そして、彼が語る“熾烈を極めた戦場”とは。

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実
© 2019 LFM DISTRIBUTION, LLC

出演者はセバスチャン・スタンのほか、ウィリアム・ハート、サミュエル・L・ジャクソン、エド・ハリスらそうそうたる顔ぶれ。日本公開を控えた2021年2月5日に逝去したクリストファー・プラマー、2019年8月にこの世を去ったピーター・フォンダは本作が遺作となった。そのほか、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのアリソン・スドルが主人公ハフマンの妻を、『戦火の馬』(2011)のジェレミー・アーヴァインがピッツェンバーガーを演じる。脚本・監督は、リドリー・スコット監督作『白い嵐』(1996)を執筆したトッド・ロビンソン。

映画『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』は2021年3月5日(金)全国ロードショー

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Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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