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メル・ギブソン、『リーサル・ウェポン5』監督に交渉中 ─ 亡きリチャード・ドナー監督の遺志を継いで

メル・ギブソン Mel Gibson
Photo by Kim Davies https://www.flickr.com/photos/kjd/2208838434

『リーサル・ウェポン』第5作(タイトル未定)で主演を務める予定のメル・ギブソンが、監督として交渉中にあることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

『リーサル・ウェポン』シリーズは、ギブソン演じるマーティン・リッグス、ダニー・グローヴァー演じるロジャー・マータフというロサンゼルス市警の刑事コンビの活躍を描く物語。第5作は、1987年から1998年までに製作された前4作に続く完結編として、2020年初頭より企画の存在が伝えられていた

シリーズを手がけてきたリチャード・ドナー監督の続投も決定していたが、2021年7月にドナー監督が91歳で逝去。亡くなる半年前には、『リーサル・ウェポン』第5作について「これで最後です。物語を終わらせることの喜びと責任感、その両方があります。これで完結です。お約束しましょう」と述べていたばかりだった。

以降、第5作の進捗については定かでなかったが、主演を務めてきたギブソンの監督就任が見込まれていることがこのたび判明。報道によれば、現在ギブソンはスタジオ側と交渉中にあるとのことだ。

また英Independentによると、2021年11月13日(現地時間)、ギブソンは「An Experience with Mel Gibson」というファンイベントに参加し、その場で『リーサル・ウェポン』第5作の監督に就任する意向であることを伝えていた。ここでギブソンは、生前のドナー監督と交わしたやり取りを次のように明かしていたという。

「彼(ドナー)は脚本を書いていましたし、かなり先まで進んでいました。ある時、彼は私にこう言いに来ました。“聞いてくれ。もし私がくたばってしまったら、君がやってくれ”と。私は“そんなこと言わないでくださいよ”と言いました。けど、彼は本当に逝ってしまった。彼は私に監督をするよう頼んできたんです。その時、私は何も言いませんでしたけれど。彼はそのことを妻(のローレン・シュラー・ドナー)とスタジオ、プロデューサーに伝えていたんです。だから5作目は私がやるんです。

第5作の製作開始時期は定かでないが、ギブソンの監督就任が正式に決定した後の本格始動が見込まれる。なお、公開形式は米HBO Maxでの配信が見込まれているという。亡きドナー監督の遺志を継いでギブソンが手掛ける最後の『リーサル・ウェポン』シリーズは、ファンはさることながら、ギブソン本人にとっても特別なものとなるだろう。

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Source: Deadline,Independent

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。