ジブリ大好きディカプリオ、『千と千尋の神隠し』をスコセッシにおすすめしていた ─ 『もののけ姫』は歴代ベスト級

映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023)で長編映画6度目のタッグを組んだレオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督が米Letterboxdで対談した。ディカプリオは、シネフィルのスコセッシに唯一鑑賞するよう促した映画を明かしている。
今回の企画は、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)や『ディパーテッド』(2006)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)などで仕事を共にしてきたディカプリオとスコセッシが、影響を受けてきた映画を語り合うというもの。動画の冒頭、ディカプリオは「僕はあなたに紹介したことのある映画を教えてくれと言われたのですが、あなたは1980年までに作られた映画を全部観ているので、答えるのは難しいです」とジョークを交えながら正直に告白。これにスコセッシも笑顔で応じるが、何かを思い出したかのようなディカプリオは「たしか『千と千尋の神隠し』だけは紹介したかもしれません」と話した。「宮崎(駿)の映画です。『もののけ姫』も紹介したかな」。
これに、「君に観るように言われたのは、『千と千尋の神隠し』だったと思う」とスコセッシ。残念ながら、その後の会話の続きが映し出されることはなく映像は本編へと切り替わっていった。果たして、スコセッシは『千と千尋の神隠し』を鑑賞したのだろうか。
ディカプリオといえば、ジブリ作品のファンとして知られている。過去には、『もののけ姫』が歴代のベスト映画7本のうち1本であると語ったこともある。『もののけ姫』も『千と千尋の神隠し』も2000年前後に製作された作品。当時、20代のディカプリオも宮崎ワールドの虜となったのだろう。
ちなみにスタジオジブリからは、2023年に宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が公開。アメリカでも『The Boy and the Heron』のタイトルで公開された。直近では、第81回ゴールデングローブ賞で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞したことが話題となった。
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Source:Letterboxd,Far Out Magazine