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『レオン』マチルダの喫煙シーン、12歳のナタリー・ポートマンは反対していた「吸う姿を見られたくない」

レオン 完全版
©1994 GAUMONT/LES FILMS DU DAUPHIN

映画『レオン』は、公開から25年以上が経った今なお語り継がれる名作だ。孤独な殺し屋の男と不遇な少女の“愛”を描いた物語やその衝撃的な結末は、世界中の映画ファンの心を打った。

一方、劇中ではフィクションとはいえ過激すぎる描写もあった。11歳の少女マチルダを演じたナタリー・ポートマンは当時12歳。とあるワンシーンについては、ポートマンが嫌がったというエピソードもある。

2000年に掲載された英The Guardian紙の記事では、リュック・ベッソン監督が製作の舞台裏を回顧。序盤に登場するマチルダの喫煙シーンに対するポートマンの反応を明かしている。

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11歳の子はもちろんタバコを吸いません。彼女も反対していました。あの時からすでに責任感があって、彼女はこう言いましたよ。“子どもに、私がタバコを吸っている姿を見せたくないです”って。」

ポートマンの主張をベッソン監督も受け入れ、「そしたら、(タバコを)やめたことを見せるのはどうだろうか?」と提案したそう。これにポートマンも「分かりました」と答え、話は済んだかと思いきや、監督はこうも伝えたそうだ。「やめることを示すなら、吸っていた、ということを見せなきゃいけない」と。「このような流れで、最初に彼女がタバコを吸う姿を見せ、それからレオンのためにやめたということで落ち着きました」と当時のやり取りを振り返っている。

劇中の描写に異を唱えていたポートマンだが、不安を抱いていたのは彼女だけではない。「彼女は『レオン』が初めての映画でした。少女が銃を持ち歩き、あらゆるところをめがけて撃つ映画ですから、彼女のご両親もとても怖がっていました」とベッソン監督。ポートマンの両親は撮影開始から数週間、監督に「つきっきり」で我が子を見守っていたという。「後に、関係は良くなり、彼らも信頼してくれました」。

ちなみに『レオン』は2023年10月27日(金)より2週間限定でリバイバル上映が決定済み。未公開シーン22分を追加した完全版で蘇る。

Source:The Guardian

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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