ジャレッド・レト、「モード界の皇帝」カール・ラガーフェルドを演じる ─ 伝記映画で主演・製作

『スーサイド・スクワッド』(2016)『ハウス・オブ・グッチ』(2021)『モービウス』(2022)のジャレッド・レトが、長年ファッション界を牽引したレジェンド、故カール・ラガーフェルドの伝記映画で主演とプロデュースを務めることがわかった。米Deadlineが報じている。
2019年に亡くなったラガーフェルドは、シャネルやフェンディを手掛けた‟モードの帝王”であり、2023年のメットガラのテーマにもなっている。レトは本作でラガーフェルド役を演じ、エマ・ラドブルックとともに制作会社Paradoxを通じてプロデュースする予定だ。また、ラガーフェルドの部下だったピエール・パオロ・リギ、キャロライン・レバー、セバスチャン・ジョンドーがエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねている。
現時点で正確なストーリーは明かされていないが、「ラガーフェルドの人生における重要な人間関係を、彼自身と同じように予測不可能なレンズを通して描く」予定だという。企画はまだ初期段階であり、監督は未定だ。
レトは声明の中で、次のように述べている。
「カールはいつも僕にインスピレーションを与えてくれる存在でした。彼は真の博学者であり、アーティストであり、革新者であり、リーダーであり、そして最も重要なこととして、思いやりのある人でした。カール・ラガーフェルドのチームと集まった時、伝記映画にできる芸術的な限界を超え、カールへの敬意を表した作品にするという、創造上のビジョンをすぐに共有しました。」
また、「カール・ラガーフェルド」ブランドのCEO・リギは、「長年にわたり、何人かのハリウッドのプロデューサーから、カールのアイコニックな人生を描く映画で手を組まないかとアプローチされました」と明かし、続けて「ジャレッド(・レト)とエマ(ラドブルック)に会って初めて、カールが愛したであろう芸術的な方法でストーリーが語られることを心から確信できました。我々は会話を通して、同じように信頼し合い刺激し合えるクリエイティブな関係を築き、この美しいプロジェクトで非常に円滑に協力することができるようになりました」と語った。
『ハウス・オブ・グッチ』でパオロ・グッチ役を演じたレトは、ファッションへの関心が高いことでも有名だ。数々のコレクションの展示会に足を運んだり、モデルとしてランウェイを歩いたことも。生前のラガーフェルドとも交流があり、様々なイベントで写真を撮られていた。まさにこの役柄を演じるにふさわしい俳優といえるだろう。
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Source:Deadline