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『バズ・ライトイヤー』米初週、『ジュラシック・ワールド』に敗れる ─ 見込み興収に及ばず、大作映画は混戦へ

バズ・ライトイヤー
©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

無限の彼方……までは飛べず。ディズニー&ピクサー最新作『バズ・ライトイヤー』は2022年6月17日に米公開を迎えると、初週末興収2位の座に留まった。2週目となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』には届かなかった。

『バズ・ライトイヤー』初週末興収は5,100万ドルの見込み。事前予測の7,000万ドルには遠く及ばなかった。本作はピクサーにとって、『2分の1の魔法』(2020)以来およそ2年ぶりの劇場公開。パンデミックのため『ソウルフル・ワールド』(2020)など3作をディズニープラス配信に送ったスタジオの劇場復帰作として期待を集めていた。蓋を開けてみれば、人気シリーズ完結作『ジュラシック・ワールド』(5,866万ドル/2週目)や、別格の実力で飛び続ける『トップガン マーヴェリック』(4,400万ドル/4週目)といった競合作品に航路を阻まれた。

2週連続1位を守った『ジュラシック・ワールド』だが、前週比約60%の大幅ダウン。次週は、前評判も優れるエルヴィス・プレスリーの伝記映画『エルヴィス』のデビューも控える。『バズ・ライトイヤー』は、早くも持久力を試されることとなる。

本国での混戦は、日本にも持ち越しとなりそう。『バズ・ライトイヤー』『エルヴィス』は、共に2022年7月1日の同日公開。ファミリー層やディズニーファンは『バズ・ライトイヤー』に、音楽映画ファンは『エルヴィス』に出向くことになりそうだ。加えて、人気定着のマーベル映画『ソー:ラブ&サンダー』も日米共に7月8日に降臨。『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は少し遅れて7月29日の日本公開となる。

Source:Box Office Mojo,Variety

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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