『リトル・マーメイド』アリエル役声優、実写版ハリー・ベイリーの演技を称賛 ─ 「本当にすばらしかった」

ディズニー映画『リトル・マーメイド』(1989)でアリエル役の声優を務めたジョディ・ベンソンが、実写映画版でアリエルを演じるハリー・ベイリーの演技を称えた。
2022年9月10日(米国時間)、ベンソン&ベイリーはディズニーの大型イベント「D23 Expo」に出席。登壇したパネルは異なったが、米Entertainment Weeklyによると、直後にベンソンはInstagramのストーリーにて「ハリー、本当にすばらしかった! あなたのこと、またアリエルとしての見事な演技を心から誇りに思います。ご家族とともにD23 Expoでお祝いできて本当によかった」と投稿。ベイリーも同じくストーリーにて感謝を表明し、「あなたからいただける最大限の喜びです。あなたが私たちにとっての奇跡、アリエルを生み出したんですから」と応じた。
また、ベンソンは実写映画版『リトル・マーメイド』の監督であるロブ・マーシャルにも「すばらしい監督」との賛辞を寄せている。「私たちの35年以上におよぶ友情に感謝します。素敵な映画を作ってくれてありがとう!」。

オリジナル版のアリエルを演じたベンソンは、ビデオ映画での続編シリーズのほか、テレビアニメやゲーム「キングダム ハーツ」シリーズ、世界各国のテーマパーク・アトラクションなどでアリエル役を演じ続けてきた。『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018)ではアリエルとして約30年ぶりのスクリーン復帰を果たしている。アニメと実写では位置づけが異なるため、もちろん今後もベンソンがアリエルを演じる可能性はあるが、今回のキャスティングはある意味でベイリーにバトンを手渡すものとも言えるだろう。
実写映画版『リトル・マーメイド』は早くから注目を集めており、D23 Expoでティザー予告編が公開されるや、世界累計再生回数はすぐさま1億400万回を突破。『美女と野獣』(2017)や『アラジン』(2019)など、ディズニーアニメの実写化作品と比較しても群を抜いた成績となった。また、ブラック・コミュニティの子どもたちによるリアクションも話題となり、ベイリーはその映像とともに感激のコメントをInstagramに掲載している。
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出演者はハリー・ベイリーをはじめ、エリック王子役にジョナ・ハウアー=キング、トリトン王役にハビエル・バルデム、アースラ役にメリッサ・マッカーシー。また、セバスチャン役でダヴィード・ディグス、フランダー役でジェイコブ・トレンブレイ、スカットル役でオークワフィナが声優を担当している。監督・脚本は『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019)のロブ・マーシャル。音楽はアニメ映画版の名匠アラン・メンケンが続投し、新曲の作詞に『ハミルトン』(2020)『イン・ザ・ハイツ』(2021)のリン=マニュエル・ミランダが加わった。
実写映画版『リトル・マーメイド』は2023年初夏に日本公開予定(米国公開日は5月26日)。
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Source: Entertainment Weekly