実写版『リトル・マーメイド』本予告編&ポスター公開 ─ アースラ&トリトン王、海の仲間たちも登場

ディズニーによる実写版映画『リトル・マーメイド』の日本版本予告編&ポスターが公開された。
海の王国を司るトリトン王(ハビエル・バルデム)の末娘であり、世界で最も美しい声を持つアリエル(ハリー・ベイリー)。好奇心に溢れ、まだ見ぬ人間の世界に憧れる彼女は、掟で禁じられているにもかかわらず、ある日、人間の世界へと足を踏み入れる。
公開された予告編は、嵐のために船が難破し、溺れかけていたエリック王子(ジョナ・ハウアー=キング)をアリエルが救う場面から始まる。憧れていた世界を訪れたアリエルは、世界への思いを抑えきれなくなり、海の魔女アースラ(メリッサ・マッカーシー)との恐ろしい取引を交わすのだった。それは3日間だけ人間の姿になれるかわりに、その美しい声をアースラに差し出すというもの……。
今回の映像ではアースラやトリトン王の全貌がついにお目見えとなるほか、アリエルの相棒・フランダー(声:ジェイコブ・トレンブレイ)、音楽家・セバスチャン(声:ダヴィード・ディグス)、カモメのスカットル(声:オークワフィナ)といったおなじみのキャラクターも登場。美しいアリエルと海の王国がデザインされたポスターにも注目だ。
アリエル役に抜擢されたのは、ビヨンセが才能を認める新鋭ハリー・ベイリー。オーディションでロブ・マーシャル監督から最初に呼ばれたのが彼女だったというが、監督はのちに数百人の候補者に会ったにもかかわらず、ハリーをアリエル役に選んだ。いわく「最初に彼女がすごく高い基準を作ってしまい、そこに近づける女優は誰もいなかった」。また、「アリエルは自分の考えを持ち、恐れはありません。ハリーにも“自分の望み通りになる”と信じているような純粋さがある。アリエルのすべてを体現できる存在は彼女だけでした」とも語っている。

監督は『シカゴ』(2022)でアカデミー賞6部門に輝くほか、『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)などを手がけてきたロブ・マーシャル。脚本は『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)のデヴィッド・マギーが担当し、音楽にはアニメーション版から巨匠アラン・メンケンが続投。人気舞台『ハミルトン』を手がけ、『モアナと伝説の海』(2016)『ミラベルと魔法だらけの家』(2021)などの音楽を担う気鋭リン=マニュエル・ミランダも参加している。
映画『リトル・マーメイド』は2023年6月9日(金)公開。
▼ 『リトル・マーメイド』の記事
『リトル・マーメイド』実写版アリエル役、1歳の息子が「ママはアリエルだ」と認識して感激 ママはディズニープリンセス! ディズニーは「娯楽性が先、メッセージ性はその次」への軌道修正が必要だと『リトル・マーメイド』『アラジン』監督 実写リメイクに疑問も 大人向けダーク版『リトル・マーメイド』実写映画化をソフィア・コッポラが降りていた ─ 「限界点があった」 原点回帰目指していた? 『リトル・マーメイド』9月20日、ディズニープラス配信決定 ─ 劇場未公開、トリトン王の歌が含まれる特別版も配信 あの海に、何度でも 『リトル・マーメイド』2週連続1位、スパイダーマンとフラッシュおさえる ─ 「アンダー・ザ・シー」メイキング映像が公開 吹替も字幕もヒット