『バック・トゥ・ザ・フューチャー』クリストファー・ロイド、「ビッグバン★セオリー」出演回をプレイバック

タイムトラベル・アドベンチャーの名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで風変りなドク役を演じ、人気を不動のものにしたクリストファー・ロイド。そんなエキセントリックな魅力を振りまくロイドが、人気コメディドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」（2007‐2019）にゲスト出演したエピソードを紹介したい。

ギーク文化をテーマにした本シリーズは、物理学者のシェルドン・クーパーと彼のルームメイトで同じく物理学者のレナード・ホフスタッターを中心に、超オタクなキャラクターたちが送る超オタクライフを描く1話30分のシットコムだ。

ロイドがゲスト出演したのは、シーズン10の第10話「所持品を分け合う法則」。恋人エイミーと同棲を始めたシェルドンと、恋人ペニーとラスベスで電撃結婚を挙げたレナードは、ついに12年間にわたるルームメイトの関係を解消。シェルドンは自分が契約している部屋をレナードに譲り、真向かいの部屋へ引っ越す。

別々の生活を始めるにあたり、これまで共有していた所持品を分け合うことになった2人。ところが、「これは俺のだ」「それは俺んのだ」とエゴを炸裂させた2人が大喧嘩を始め、報復合戦に発展してしまう。なんとシェルドンは、まだ自分がアパートを契約していることをいいことに、勝手にレナードの部屋を1日1ドルで貸し出す。そこへルームメイトとして入居したのが、ロイド扮するセアドアだ。

「1日1ドルで部屋が借りれるなんて、40年代みたいだ」と激安賃料にご満悦のセオドア。白髪のロン毛をオールバックに撫でつけた彼のビジュアルは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクを彷彿とさせつつも、その場の空気を激しく読み間違えてトンチカンなコメントを連発しまくり、口が減らないヒッピー風のオジいちゃんといった風体だ。

セオドアはエピソードの残り約7分で登場という短い出演ながらも、絶交状態になりかけていたシェルドンとレナードが仲直りするきっかけを作って大活躍。ドクに負けないエキセントリックなオーラと演技で、シーンをさらってしまう存在感が圧倒的だ。

「ビッグバン★セオリー」を未見の人でも、十分にロイドの魅力を満喫できて笑える内容となっているため、機会があれば、このエピソードを視聴してみてはどうだろうか。U-NEXTやHuluで配信中だ。

なお、クリストファー・ロイドは東京コミコン（2023年12月8日～12月10日、幕張メッセ）で来日予定。今度はどんなエピソードを語ってくれるか、楽しみだ。