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『トランスフォーマー』マイケル・ベイ監督、ついにDC映画へ?宇宙の賞金稼ぎ描く『ロボ』に就任の可能性 ― 米報道

DCコミックス
The DC logo is a trademark of DC Comics.

約束だけは守るが暴力的なアンチヒーロー、ロボの活躍を描くDCコミックス原作映画『ロボ(仮題)』を、『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイ監督が手掛ける可能性が浮上してきた。
DCコミックス&ワーナー・ブラザーズは、同作を『デッドプール』(2016)のような大人向けのヒーロー映画として検討しているという。米国時間2018年2月8日、米The Wrap誌ほか複数のメディアが報じている。

複数の関係者によれば、ベイ監督はすでにDC側と面談していくつかの注文を出しており、それらをもとに『ワンダーウーマン』(2017)の脚本家であるジェイソン・フックスがリライト作業にあたるという。現時点で契約交渉は行われておらず、リライトされた脚本の出来によって、ベイは本作のメガホンを取るかどうか決めることになるようだ。むろん、キャストやストーリーについては明らかになっていない。

また米The Hollywood Reporter誌に関係者が証言したところによると、『ロボ』は大作映画として構想されており、その製作費は2億ドルを超える見込みだという。ただしワーナー幹部はこの規模を疑問視しているほか、ベイ自身も現時点では本作に熱心ではないようで、脚本のリライトでは、ベイの興味を損なわないよう作品のスケールダウンが図られるともいわれている。

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映画化構想約10年、実現なるか

DCコミックス作品『ロボ』は、宇宙の賞金稼ぎロボを主人公に据えた物語だ。2メートルを超える身長、そして超人的な筋肉を持つロボはかつて故郷のツァルニアを破壊した過去の持ち主。利己的で暴力を好み、目的達成のためには殺人も厭わないが、なぜか誰かと交わした約束だけは守る……というアンチヒーローである。

これまで『ロボ』を実写化するというプロジェクトは2009年頃から存在した。当時はガイ・リッチー監督と脚本家のドン・ペインが起用され、ロボが逃亡者を追って地球にやってくるというストーリーで製作準備を進められていたものの、実現には至っていない。その後ドウェイン・ジョンソン主演、『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』(2012)のブラッド・ペイトンがメガホンを取るとも報じられたが、こちらも計画は頓挫したようだ。

マイケル・ベイが『ロボ』の実写化に動き出すとしたら、彼にとって本作は、アメコミ原作による初めての監督作品となる。利己的で暴力的なヒーローといえば、冒頭にも触れたように『デッドプール』が思い起こされる。『ロボ』がどのようにイメージの差別化を図っていくのか、という点にも注目したい。

(文:まだい)

Sources: https://www.thewrap.com/lobo-michael-bay-dc-superhero/
https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/lobo-movie-will-michael-bay-direct-1083170
The DC logo is a trademark of DC Comics.

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THE RIVER編集部THE RIVER

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