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【ネタバレ】「ロキ」シーズン2第1話、おまけシーン解説 ─ 配信開始前のプロモーションに注目、『ソー』小ネタも

ロキ シーズン2
(c) 2023 Marvel

この記事には、「ロキ」シーズン2第1話「ウロボロス」のネタバレが含まれています。

ロキ
(c) 2023 Marvel

「ロキ」シーズン2第1話「ウロボロス」ミッドクレジットシーン、シルヴィのその後

「ロキ」シーズン1では、ロキの変異体であるシルヴィが、征服者カーンの変異体“在り続ける者”を殺してしまったことにより、彼が管理していた神聖時間軸に無数の分岐が生じてしまった。シーズン2では、その後のTVA内の混乱が描かれる。

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神聖時間軸に狂いが生じてからというもの、“タイムスリップ”という謎の現象に苛まれていたロキは、過去、未来を行き来するうちに、“在り続ける者”の変異体たちがTVA職員たちの記憶を何度も書き換え、襲来の準備を進めていることに気づいてしまう。これを知らされたTVAはドックス将軍の指揮の下、全ての元凶であるシルヴィの捕獲に向かうのだった。

ロキ シーズン2
(c) 2023 Marvel

ミッドクレジットシーンでは、そのシルヴィの居場所が判明する。1982年、オクラホマ州ブロクストン。シーズン1で最後に見せた時と同じ姿でタイムドアから出てきたシルヴィは、平地のど真ん中にたたずむ。その後、近くにあったらしいマクドナルドに入ったシルヴィはカウンターへ向かい、爽やかな店員に「リスとポッサムとネズミ以外、死んでて顔のないやつ」を注文。戸惑う店員に構うことなく後ろを振り向くと、食事と会話を楽しむ客たちの姿を愛しげに眺めるのだった。色んなメニューを進めてくる店員に「全部試したい」とシルヴィが囁いたところでシーンは幕を閉じる。

シルヴィの“現在”を伝える重要なシーンとなったが、その後の展開は未知数だ。少なくともシルヴィの目には、奪われた生活を取り戻したとでも言うような輝きが見られた。まさかTVAが総力をあげて自分を捕まえにこようとは露知らず……。

辿り着いた先が実世界で馴染みのあるマクドナルドというのも興味深いが、劇中への登場は配信開始前から示唆されていた。2023年8月、プロモーションの一環として「ロキ」シーズン2はマクドナルドとコラボ。シルヴィ役のソフィア・ディ・マルティーノがマックの店員姿で注文カウンターに立ち、そこに気まずそうなロキが訪れるという一幕が収められた動画が公開されていた。

劇中では、若い店員がチキンマックナゲットを勧めていたが、これも現実とリンクしている。マックナゲットは1981年よりアメリカの一部の地域で展開され始め、1983年に本格的な流通・販売がスタート。ブロクストンはお試し展開の指定地域に選ばれていたのだろう。この後、シルヴィがマックで働き始めたとしたら、プロモーション映像の通りロキが尋ねに来ることもあり得る。

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ちなみに、このミッドクレジットシーンにはイースターエッグもある。ブロクストンという街は2007年7月に刊行されたマーベルコミック「Thor Vol.3 #1」で、ソーがラグナロクにより崩壊したアスガルド再建の地として選んだ場所。後に“リトル・アスガルド(Little Asgard)”と呼ばれるようになる。なお、MCUではニュー・アスガルドがノルウェーの港町で築かれた。

果たしてこのブロクストン、今後の物語において重要な地となるのだろうか。あるいはシルヴィに束の間の幸せを与える場所でしかないのか。第2話の配信開始が待ち遠しい。

「ロキ」シーズン2第1話はディズニープラスで配信中。新エピソードは毎週金曜午前10時より配信開始。

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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