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ロキ vs スカーレット・ウィッチ、戦ったらどっちが勝つ? トム・ヒドルストン&エリザベス・オルセンが語る

トム・ヒドルストン エリザベス・オルセン
[左]Photo by THE RIVER [右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14802773015/ Remixed by THE RIVER

北欧神話きっての悪戯の神か、それともマーベル・ユニバース屈指の特殊能力者か。

もしも『マイティ・ソー』シリーズのロキと『アベンジャーズ』シリーズのワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチが戦ったらどっちが勝つのか、演じるトム・ヒドルストン&エリザベス・オルセンが語り合った。2018年10月14日(米国時間)に開催された「Ace Comic Con Midwest 2018」のトークイベントで、二人は持論を述べている。

共通点はマインド・ストーン

“あのセプターがワンダをスカーレット・ウィッチにしたなんて面白いな…”って思うんですよ」。
ロキ役のトムは、『アベンジャーズ』(2012)で自身が操っていたセプター(杖)が、のちに『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)でのスカーレット・ウィッチに繋がっていることに思いを馳せた。

トム: 『アイ・ソー・ザ・ライト』(2015、トムとエリザベスが共演)のプロモーション中、ロキとワンダが戦ったらどっちが勝つのかってよく聞かれましたよね。

エリザベス: いつも“私です”って言ってましたよ(笑)

確かに双方の戦闘能力を鑑みれば、スカーレット・ウィッチに軍配が上がるのは確かだろう。しかしトムは、「でも“どっちが勝つんだろう”って思わされましたね」と続けている。

トム: (スカーレット・ウィッチは)マインド・ストーンのパワーを全部手に入れてるから。

エリザベス: でも、彼女はパワーをコントロールするためにすごく辛い時間を過ごしてるんで。感情が最強の武器ですしね。

トム: 僕は君の恐怖までコントロールできないよ、自分で精一杯だから。[中略]ポイントは、スカーレット・ウィッチがインフィニティ・ストーンのひとつを、ほとんど自分の中に取り込んでるってことですよ。でもロキはインフィニティ・ストーンをひとつ使ったことがあるだけ。…まあ、彼は神様だけど。

すなわちトムの見立てに従うなら、ロキとスカーレット・ウィッチの対決とは、マインド・ストーンの能力をほぼ丸ごと内に秘めた人間と、北欧神話に登場する神との対決となるわけだ。この戦い、いずれ実現する日は来るのだろうか。
ちなみにロキとスカーレット・ウィッチについては、マーベル・スタジオがスピンオフドラマを計画していると報じられている。実現すれば、将来的にはドラマシリーズ同士のクロスオーバーもありうることだろう。ちなみにエリザベスは、トークの中で「すぐに戦うことになるのかはわかりませんね」と述べた。なんとなく意味深に聞こえるが……。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定。もちろん、同作でロキとスカーレット・ウィッチの共演が見られるかどうかもわからない。

Sources: Ace Comic Con, Comicbook.com
Eyecatch Image: [左]Photo by THE RIVER [右]Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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