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ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」シーズン2が製作決定、脚本作業が早くも始動 ─ シーズン1は2020年撮影予定

ロード・オブ・ザ・リング
Photo by bandita https://www.flickr.com/photos/cosmic_bandita/2218419160/ Remixed by THE RIVER

J・R・R・トールキン著『指輪物語』を原作とする、ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」のシーズン2が製作されることが早くも決定した。2019年11月現在、本作はシーズン1の撮影開始に向けて進行中。製作・配信を担当する米Amazon Studiosは、世界中から期待される大作シリーズに相当の期待と信頼を寄せているようだ。

ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」は、原作小説やピーター・ジャクソン監督の映画版『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』で描かれた時代“第三紀”を描くのではなく、それらに先がける“第二紀”を舞台とする前日譚で、まったく新たな物語が描かれる。シーズン1は全20話構成で、撮影開始は2020年の予定だ。

Deadlineによると、Amazon Studiosは、ニュージーランドにて進められているシーズン1の撮影準備と並行して、シーズン2の脚本執筆のため、再び脚本家チームを招集したとのこと。同社代表のジェニファー・サルケ氏は、すでにシーズン2の作業が始まっていることを認めている。

なお、シーズン2製作の早期決定にあたり、「ロード・オブ・ザ・リング」シーズン1の製作は、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のJ・A・バヨナ監督が手がける第1話・第2話の撮影後、4~5ヶ月間の休止期間に入る。この間に脚本家チームはシーズン2の具体的な構想を立て、脚本の大半を執筆する予定だ。これによって、シーズン1の撮影再開後、シーズン2で必要な映像をあらかじめ撮影しておくことができるほか、シーズン2の撮影開始までの準備期間を縮められるとみられている。

ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」の出演者は正式に発表されていないが、『メイズ・ランナー』シリーズや『ミッドサマー』(2020年2月公開)のウィル・ポールター、ドラマ「ピクニック・アット・ハンギングロック」(2018)の新鋭女優マルケラ・カヴェナー、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)などのジョゼフ・マウルが出演すると報じられている。

製作総指揮と第1話・第2話監督は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のJ・A・バヨナ、ショーランナーは『スター・トレック BEYOND』(2016)初稿のJ・D・ペイン&パトリック・マッケイが担当。脚本家チームには「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」「ゲーム・オブ・スローンズ」「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などのヒット作を手がけてきた超強力な作家陣が名を連ねている。コンセプトアーティストには『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作のジョン・ハウが復帰した。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。