ヴィゴ・モーテンセン、『ロード・オブ・ザ・リング』新作映画でアラゴルンを再演する条件は? ─ 揃わなければ「バカに見えるだけ」

ピーター・ジャクソン監督による『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で人間の王・アラゴルン役を演じたヴィゴ・モーテンセンが、現在企画されている新作映画での再演に前向きな姿勢を見せている。しかし、再演するからには譲れない条件もあるようで……。
2024年5月、新作映画『ロード・オブ・ザ・リング:ザ・ハント・フォー・ゴラム(原題:Lord of the Rings: The Hunt for Gollum)』が2026年の米公開を目指して製作されることが発表された。タイトルの通り、指輪の邪悪な力に憑りつかれ醜い姿となったゴラムが主人公となる。描かれる時代によっては、アラゴルンといった映画版のキャラクターも再登場の余地がありそうだ。
GQイギリス版のインタビューで、『ザ・ハント・フォー・ゴラム』への出演を検討するか?と訊かれたモーテンセンは「もちろんです」と前向きに回答。「どんなストーリーになるのでしょう。私は聞いていません。最終的に聞くことになるのかもしれませんが」としながら、再演への条件も語っている。
「あのキャラクターを演じるのは大好きです。演じるためにたくさんのことを学びました。すごく楽しかったですよ。もし、今の自分の年齢とかそういったところも含めて適切な役なのであればやりますよ。あのキャラクターに私がふさわしいというのであれば。そうでなければ、バカに見えるだけです。」
既報によれば、『ザ・ハント・フォー・ゴラム』ではこれまでに掘り下げたことのないゴラムの物語を描くとされている。アラゴルンが物語にどう絡むことができるのかは未知数だが、製作の米ワーナー・ブラザースは本作を機に複数の新作映画を企画しているというから、時代の辻褄さえ合えば将来的な再登場も実現できるかもしれない。
ところでモーテンセン、最近では映画で使用したアラゴルンの剣・アンドゥリルを再び握る機会があったとか。なんと自身が監督・主演を務める最新作『The Dead Don’t Hurt(原題)』の撮影で使用したのだという。19世紀の西部劇ロマンスが描かれる同作では騎士のシーンが登場するといい、剣が必要だと悟ったモーテンセンは、自分で所有していたアンドゥリルの剣を使おうと思い立ったそうだ。
使用するにあたっては、ピーター・ジャクソン監督の指示を仰ぎ、『ロード・オブ・ザ・リング』の権利を持つ映画会社から許可を取ったとのこと。劇中では、数秒間登場しているという。
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Source:GQイギリス版