イタリアで生まれた「ライトセーバー・アカデミー」の草分け、ついに米国サンフランシスコに上陸！

2006年、イタリアのミラノにおいて、わずか三人のジェダイによって歩みを始めた、「LudoSport」が今年で10周年を迎える。

もしかすると、「LudoSport」という組織の名をご存じない方も多いのではないかと思うのだが、これは何かといえば、ジェダイという言葉でお気付きの方もいるように、『スター・ウォーズ』シリーズに登場する武器、「ライトセーバー」の扱い方を学ぶことが出来る、「ライトセーバー・コンバット・アカデミー」（Light Saber Combat Academy）なのである。厳密には「スポーティング・ライトセーバー・コンバット・アカデミー」（Sporting Light Saber Combat Academy）と呼ぶべきかもしれない。

つまり、実際に映画の中の設定としてのライトセーバーの剣術をベースに、独自の改良とルール付を加えた、スポーツとしても成り立つようなライトセーバーの剣術指南道場と言えば、わかりやすいと思う。

ちなみに余談だが、これをはじめた三人のジェダイ・マスターはと言えば、Simone Spreafico、Gianluca Longo、そしてFabio Monticelliであり、当初は実際のライトセーバーでの戦闘を想定しての本格的な剣術を開発していたという。もちろん、現在の日本における剣道でも、もともとは真剣を使用しての戦闘剣術がもとにあるのだから、当たり前といえば当たり前。

 

このライトセーバー道場、現在では拠点となっているイタリアに加え、ヨーロッパを中心として、イングランド、アイルランド、フランス、ベルギー、スペイン、スウェーデン、さらにロシアの各都市に、道場を開くまでに至っている。

そしてなんとついに、このライトセーバー道場が、『スター・ウォーズ』が生み出された国、アメリカ合衆国本土に上陸する運びとなった。それもルーカス・フィルムのお膝元、カリフォルニア州のサンフランシスコに堂々の上陸。

ちなみに詳細は未確認であるが、アメリカでもニューヨークを拠点とした「ライトセーバー・アカデミー」なるものが存在するようだが・・・。まあ本来であれば一番最初に開校されるのがサンフランシスコでもいいくらいだと思うので、アメリカにもずいぶん昔からそういうことを考える人は山ほどいただろう。ただおそらく、この「LudoSport」ほどの体系化と、規模の拡大には至っていないようである。

さてここで、「LudoSport」のアメリカ進出予告編動画、『Lightsaber Sport Awakens in San Francisco』をご覧いただこう。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=_asJMgQvnIA]

もうひとつアメリカ進出に向けた紹介動画もある。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=PkHZ8upmsCE]

いかがだろうか、スター・ウォーズ愛好家にしてみれば、当然すぐにでも入学したいはず。ちなみに去る10月15日にはサンフランシスコにおいて、オープニングセレモニーを兼ねた初めてのクラスが持たれたらしいのだが、チケットはあっという間に完売したそうである。

最後になってしまったが、より好奇心をそそるための情報をひとつ。この「LudoSport」のライトセーバー・アカデミーでは、ライトセーバー剣術における7つの基本技術を学べるらしい。これはもしかしたらご存じの方もいるかもしれない。

Form I: SHII-CHO、Form II: MAKASHI、Form III: SORESU、Form IV: ATARU、Form V: DJEM-SO、Form VI: NIMAN、Form VII: VAAPAD、これが基本の7つ。

ここでその詳細、ならびに本編『スター・ウォーズ』との絡みなども考察したいところであるが、今回はぐっと我慢してライトセーバー・アカデミー情報に留めておこう。詳細は以下、「LudoSport」の公式サイトにて詳しいので、ぜひご確認いただきたい。

LudoSport International | Light Saber Combat Academy

とまあそんなわけで、いずれこの「LudoSport」が、日本でも「電光剣道場」という看板を掲げることを切に願いつつ、それまではもちろん、自主トレしかないだろう。

ではいずれ、その時がくるまで。