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『ファンタビ』マッツ・ミケルセン、ジョニー・デップがグリンデルバルド役に復帰する可能性に言及 ─ 裁判勝訴で「軌道が変わった」

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)でジョニー・デップの代役としてグリンデルバルド役に起用されたマッツ・ミケルセンが、デップの後任を務めることに対する当初の懸念や、デップがフランチャイズに復帰する可能性に言及している。

2020年11月、デップは元妻アンバー・ハードに対する暴力をめぐる名誉毀損裁判に敗訴した後、グリンデルバルド役からの降板が決定。一方で2022年6月には、デップとハードがお互いを名誉棄損で訴えていた別の裁判でデップが勝訴した。その結果により起こり得る今後のシナリオについて、サラエボ映画祭のイベントに登場したマッツが語っている。

Deadlineの報道によると、マッツは「デップからグリンデルバルド役を引き継ぐことが怖かった」と当時の心境を振り返りつつ、現在の状況をどう見ているかを明かしたという。

間違いなく軌道が変わりましたよね。彼(デップ)が裁判に勝訴したので、戻って来るのかを様子見です。カムバックするかもしれませんよね。僕はジョニーの大ファンですし、彼は卓越した俳優で素晴らしい仕事をしたと思います。」

またマッツは、デップの後任だからといって彼の演技をコピーする気は毛頭なく、新しい何かを生み出して、デップと自分との間に架け橋をかける必要があったとも話している。デップのファンについては、「彼らは本当に優しく、しかし同時に頑固でしたね。僕自身が彼らと交流を持つことはあまりなかったのですが、(デップの降板に)ファンが心を痛める気持ちは理解できました」と言い、その心情に共感を示している。

過去にマッツは、デップの降板について「彼が役を失ったことが公平なことだったのか分からない」と述べ、シリーズへの参加とデップ降板との間で板挟みになった複雑な思いを吐露したこともあった。『ファンタスティック・ビースト』シリーズは全5作の予定だが、現時点で第4作は正式に発表されていない。製作が決定した場合、デップがグリンデルバルド役で復帰を果たすことになるのかどうか、その動向に注目しておきたい。

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Source: Deadline

Writer

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。