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傑作「フランケンシュタイン」はいかに生まれたか? 『メアリーの総て』予告編公開、エル・ファニングが天才作家の人生演じる

メアリーの総て
© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

なぜ彼女は、愛を乞う孤独な怪物を産み落としたのか……。

ゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」の天才女流作家メアリー・シェリーの人生を、いま最も注目される女優エル・ファニングが演じる映画『メアリーの総て(すべて)』が2018年12月より全国順次公開される。このたび本作の予告映像、および場面写真が到着した。

公開された映像は、作家を夢みる少女として、愛する人と出会い希望に満ちた人生を信じるメアリーの姿から始まる。のちに孤独な怪物「フランケンシュタイン」を産み出すとは思えないほど幸せな時間が流れたのも束の間、徐々にメアリーに不幸の影が忍び寄っていく。我が子の死、愛する人の裏切り……。どうあっても「絶望」から逃れられないわずか18歳の少女は、次第に執筆活動に取り憑かれていくのだった。

予告映像とあわせて公開された場面写真では、英国調のドレスを身にまとった美しいエル・ファニングの姿や、のちに名作「吸血鬼」も生んだ、文学史を変えた伝説の一夜「ディオダティ荘の怪奇談義」に繋がる一幕も確かめることができる。

メアリーの総て
© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017
メアリーの総て
© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017
メアリーの総て
© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017
メアリーの総て
© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

メアリーの哀しくも美しい人生をエモーショナルに表現するのは、『マレフィセント』(2014)や『ネオン・デーモン』(2016)、『パーティーで女の子に話しかけるには』(2017)などのエル・ファニング無神論者で自由主義、奔放に生きてメアリーを創作へと“追い込む”詩人のパーシー・シェリー役に『ノア 約束の舟』(2014)のダグラス・ブース、異母妹のクレア役に『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』(2015)のベル・パウリーなどが揃った。

なお監督は、長編映画デビュー作『少女は自転車にのって』(2012)で第86回アカデミー賞外国語映画賞に出品、各国の批評家から絶賛を浴びたハイファ・アル=マンスールが務めている。

『メアリーの総て』あらすじ

「不幸」に抱かれ、「死」に口づけられ、世紀の傑作を産んだ。
19世紀イギリス。小説家を夢見るメアリーは、“異端の天才”と噂される妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せて駆け落ちするのだった。しかし愛と放蕩の日々は束の間、メアリーには数々の悲劇が襲いかかる。ある日、失意のメアリーは夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘にて「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた──。

映画『メアリーの総て』は2018年12月、シネスイッチ銀座、シネマカリテほか全国順次公開

『メアリーの総て』公式サイト:http://gaga.ne.jp/maryshelley

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THE RIVER編集部THE RIVER

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