本当に『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』でシリーズ最後?グレース役ヘイリー・アトウェルに聞いた

トム・クルーズ主演シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』では、その副題に「ファイナル」と名付けられている。シリーズ集大成となる壮大な一作で、あくまでも完結作だとは公式に謳われているわけではない。
しかし「ファイナル」と呼ばれるだけあって、本作がシリーズ最終作になる気配を感じるファンもいることだろう。前作『デッドレコニング』(2023)よりグレース役として参加したヘイリー・アトウェルに「もしかして最後作になるのですか?トムはシリーズの今後について、何か話していましたか?」と尋ねると、アトウェルは自身の見解を次のように語った。
「きっと彼なら、“映画を観に行って”と言うと思います。なぜなら、最終的にどうなるのかは、観客の判断に委ねられているからです。
本作がとてもうまく行っているのは、いくつかの物語にはしっかりと結末が与えられていること。その描き方が本当に見事なんです。そして過去作からのキャラクターが新たに登場したり、再登場することもあって、シリーズをずっと追ってきたファンにはとても満足感のある内容になっています。でも同時に、『ミッション:インポッシブル』を観たことがないという人にとっても、一つの冒険映画としてしっかり楽しめる独立した作品になっているんです。」

アトウェルも本作が完結作であるとは明言せず、観客次第でさらなる展開にも期待できると示唆。本作は製作に約4億ドル(約580億円)を費やしており、これはシリーズとして最も高額であるのはもちろんのこと、前衛が市場においても最高額に部類される。
アナリストの事前予測ではシリーズ史上最高の全米オープニング成績になる見込み。その評判次第では、さらなる続編もあり得るということだろう。実現すれば、トム・クルーズの危険スタントもさらなる究極進化を遂げることとなる。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月17日(土)〜22日(木)先行上映、23日(金)公開。THE RIVERによるヘイリー・アトウェルへの単独インタビュー記事は近日掲載する。
▼ 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の記事
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