マイルズ・テラー、ロス山火事で自宅消失 ─「何もかもがなくなった」「お互いに助け合うだけ」

米カリフォルニア州ロサンゼルスで発生した山火事は、ハリウッド俳優たちにも大きな影響を及ぼしている。『トップガン マーヴェリック』(2022)のマイルズ・テラーも大きな被害を受けたうちの一人。友人から温かいサポートを得ていたことを明かしている。
テラーは山火事により自宅を焼失しており、妻のケリー・スペリーは惨状をSNSで伝えていた(現在この投稿は削除されている)。米E! Newsのインタビューにて、テラーは「多くの人が手を差し伸べてくれました。気持ちはそばにいると伝えてくれたり、居場所を提供してくれたりしました」と近況を語っている。
「僕がデッドヘッド(ロックバンド「グレイトフル・デッド」のファンの総称)だからって、たくさんの人がケリーに、“マイルズにグレイトフル・デッドのシャツを送りたい”と連絡してくれたんです。ささいなことだけどとても嬉しくて、すごく心が温まりました。」
熱烈なデッドヘッドとして知られるテラーは、プライベートでもグレイトフル・デッドのTシャツ姿を度々キャッチされている。有事の際にも自分の好きなものを覚えてもらえていたことが、テラーにとって心の支えとなったのだろう。
「何もかもがなくなったけれど、お互いがいる。とても感情的になるものです」とテラーは言う。惨事を目前にした恐ろしさを経て、波のように寄せては返す悲しみを感じているという今、夫婦ふたりで日々を大切に過ごしているようだ。「家を失い、誰も望まない立場に置かれました。すぐに安心できるものでないことは分かっています。ただ、お互いに助け合うだけです」。
テラーの最新作である映画『深い谷の間に』は2025年2月13日にApple TV+にてリリースされる。同作の共演者であり、長年の友人でもあるアニャ・テイラー=ジョイも、プレスツアー中はテラーとケリーの支えになっていたそうだ。
なお、米The New York Timesなどの報道によると、山火事は完全に鎮圧されたとのこと。ウォルト・ディズニー・カンパニーが初期および即時対応、再建の取り組みとして1,500万ドル(約23億円)を寄付することを発表したほか、チャリティ・コンサート「FireAid」が開催されるなど、支援への取り組みは今も続いている。
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Source: E! News