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『MINAMATA』真田広之、ジョニー・デップは「ユージン・スミス役にふさわしい」 ─ 反対運動の闘士役、作品への思いを語る

MINAMATAーミナマター
© 2020 MINAMATA FILM, LLC

ジョニー・デップ主演・製作、1970年代の日本を舞台に水俣病を描いた『MINAMATA─ミナマタ─』より、真田広之の約5分間のインタビュー映像と場面写真が公開された。

今、世界で最も活躍する日本人俳優の一人、真田広之。子役でデビューしたのち、『たそがれ清兵衛』(2002)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。自身初のハリウッド映画『ラスト・サムライ』(2003)ではトム・クルーズと共演し、すさまじい殺陣でインパクトを残した。その後も『ラッシュアワー3』(2007)『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)など国内外50本以上の映画に出演。2021年には『モータルコンバット』のスコーピオン役で激しいアクションを披露して話題を集め、『ジョン・ウィック』最新作への出演も決まっている。

『MINAMATA─ミナマタ─』で真田が演じるのは、水俣病の原因を作ったチッソに補償を求めるべく戦う、反対運動のリーダーであるヤマザキ・ミツオ役。複数の人物をモデルに描かれた役柄であり、水俣病患者の救済運動の先頭に立った川本輝夫氏もその一人だ。川本氏は1999年2月に亡くなるまで水俣病救済に尽力し、「闘士」とも呼ばれた。

MINAMATAーミナマター
© 2020 MINAMATA FILM, LLC

真田の出演は、もとより真田の大ファンだったプロデューサーら製作陣が熱望して実現したもの。ユージン・スミス役のジョニーについて、真田は「この映画をやると決めた情熱と勇気を称えたいし、その情熱と勇気こそがユージン・スミスを演じるに相応しいと思います。メイクアップを終えた姿はまさにユージンそのものに見えました。脚本のユージンにライブの息吹を吹き込んでくれた。一緒に仕事ができて本当によかったと思います」と語る。

また、本作については「エンターテインメントとして楽しんでいただいて、そして興味を持った方々が実際に起こった出来事やフッテージなどを見る機会につながって、学び直していただくきっかけになれば素晴らしいです。いま世界中で起きている問題、起こりうることへの警戒、そして、起こってしまった時のケアの仕方を、この映画を通して知り得たことを、現代、未来に活かしていただけると、参加したものとして何より嬉しい」と思いを語った。

公開された場面写真は、チッソとの交渉の場と、工場前での座り込みの場面で鋭い眼光を放つヤマザキの姿を捉えたもの。幾度も患者たちの先頭に立ち、運動を牽引してきた「闘士」の姿がうかがえる。初共演のジョニー・デップは、真田について「現場で若手俳優の手助けし、スタッフをサポートしながら、内的に自分を見つめるという俳優としての仕事もこなしている。感動を覚えました」と現場での振る舞いを絶賛した。

映画『MINAMATA─ミナマタ─』は、2021年9月23日(木・祝)、TOHOシネマズ日比谷他にて全国公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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