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ルッソ兄弟製作『モスル〜あるSWAT部隊の戦い〜』公開決定 ─ イラク部隊の最前線に観る者を叩き込む

モスル~あるSWAT部隊の戦い~
© 2020 Picnic Global LLC. All Rights Reserved.

「ザ・ニューヨーカー」に掲載され全米で話題となった記事を、『アベンジャーズ』シリーズのアンソニー&ジョー・ルッソがプロデュースを熱望し、映画化。ISに家も家族も故郷も奪われた男たちが命をかけてゲリラ戦を仕掛ける様を描く、事実に基づく衝撃の戦争アクションドラマ『MOSUL(原題)』が、『モスル〜あるSWAT部隊の戦い〜』の邦題として2021年11月19日(金)に日本公開することが決定した。

長引く紛争ですっかり荒廃したイラク第二の都市モスル。21歳の新米警察官カーワは重武装したIS(イスラム過激派組織)に襲われたところを、あるSWAT部隊に救われる。部隊を率いるジャーセム少佐は、カーワがISに身内を殺されたと聞き、その場で彼をSWATの一員に徴兵する。本部からの命令を無視して独自の戦闘を行う彼らは十数名の元警察官からなる特殊部隊で、少佐を頂点に統制が取られ、カーワには明かされないある使命でつながっていた。激しい戦闘で仲間を失っていく中、絶望的な状況に直面する男たち。しかし部隊はISの要塞に向かう決断をする。そこにはカーワが想像だにしなかった、彼らの隠された任務があった。

全編アラビア語で制作され、ルッソ兄弟の手腕によって壮絶なアクションが展開されるなど、観る者を戦場に叩き込むかのような圧倒的な臨場感でストーリーが展開していく本作は、第76回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門へ正式出品、さらに第44 回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門にも正式出品され大きな話題を集めた。しかし、世界各国から注目が集まったばかりに出演キャストたちのSNSアカウントには、IS組織のメンバーやその支持者から不穏な脅迫メッセージが多数寄せられたという衝撃の逸話もある。それだけに劇中で描かれる戦場の壮絶さやリアルさはお墨付きとなっているというわけだ。

監督は、『ワールド・ウォーZ』(2013)の脚本を手掛けたマシュー・マイケル・カーナハンが務めた。厳しくも優しい部隊の父親的存在のジャーセム少佐には、『ハート・ロッカー』(2008)のスヘール・ダッバーシ。そして、逞しく成長していく青年カーワには、ルッソ兄弟製作の『タイラー・レイク -命の奪還-』(2020)のアダム・ベッサと、話題作に携わる実力派キャスト&スタッフが揃っている。

さらに、公開決定とあわせて日本版ポスタービジュアルも到着している。粉塵と黒煙が舞い上がる戦場で、目の前の敵を見据えて銃を構えるカーワ(アダム・ベッサ)とジャーセム少佐(スヘール・ダッバーシ)の精悍な表情から、命の危機迫る緊迫感を漂わせたビジュアルとなっている。また、「その戦いは彼らにのみ許された―」というキャッチコピーからは、ISに家族も故郷の奪われたジャーセム少佐らSWAT部隊の覚悟と、心の内に秘めた強い決意が感じ取れる。

モスル~あるSWAT部隊の戦い~
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映画『モスル〜あるSWAT部隊の戦い〜』は、2021年11月19日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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