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『ミスター・ガラス』デヴィッドとケヴィン、『アンブレイカブル』で出会う構想あった ─ もともと前2作はひとつだった、シャマラン監督明かす

ミスター・ガラス
©Universal Pictures All rights reserved.

『アンブレイカブル』(2000)と『スプリット』(2017)の“その後”を描く映画『ミスター・ガラス』が2019年1月18日より全国で公開中だ。この3部作のメガホンを取るM.ナイト・シャマラン監督によれば、実は前作『スプリット』の内容は『アンブレイカブル 』で描く予定だったという。米Vultureのインタビューにて明かした。

この記事には、『アンブレイカブル 』と『スプリット』の内容が含まれています。

スプリット
『スプリット』より。(C)2017 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

そもそもシャマラン監督は、いつ頃から『スプリット』を『アンブレイカブル 』の続編として構想していたのだろうか。監督はここで、「もともと『アンブレイカブル 』と『スプリット』は一緒だったんです」と告白。内容としては、「デヴィッドと群れ(ケヴィン)が駅で鉢合わせして、デヴィッドが後をついていく」話になる予定だったと語った。

このコメントで気になるのは、デヴィッドとケヴィンが駅で一緒になる構想だったことだ。駅/電車は両作品で重要な役割を果たしている。『アンブレイカブル 』のデヴィッド・ダンは、列車事故の唯一の生存者となった上、無傷だったことで自身の能力に気づくこととなった。また、ケヴィンが『スプリット』で24の人格”ビースト”に変貌するのも列車内である。デヴィッドとケヴィンが出会う場面も駅を予定していたということは、駅/電車にはさらに深い意味があるということか。そう考えると、”ビースト”になる直前、ケヴィンが駅のホームで花束を捧げていたのは、ますます意味深である…。

なお、『アンブレイカブル 』でケヴィンが登場できなかったのは、あくまで「構成上の問題」とのこと。

「期待値を上げると、逆戻りができないんです。なので一度、(『スプリット』に登場する)誘拐された女の子たちを物語に紹介すると、時間がなくなってしまうんですよね。『アンブレイカブル 』ではデヴィッド、奥さん、そして子供のキャラクター性を掘り下げたかったんですけど、それができなくなってしまう。」

『アンブレイカブル 』でデヴィッドとケヴィンが激突する姿が見られなかったのは残念だが、その分、『ミスター・ガラス』で存分に2人の対決を楽しませてくれるだろう。

映画『ミスター・ガラス』は2019年1月18日(金)より全国ロードショー

『ミスター・ガラス』公式サイト:http://Movies.co.jp/mr-glass

Source: Vulture

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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