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リドリー・スコット、ホアキン・フェニックスのために新作『ナポレオン』脚本を書き直し

Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/6852647452/ | Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Joaquin_Phoenix-2184.jpg

巨匠リドリー・スコットは、新作映画『Napoleon(原題)』主演ホアキン・フェニックスのために、脚本を書き直していたという。Empire Onlineにて明かしている。

『Napoleon』は、フランスの高名な軍人・革命家・皇帝、ナポレオン・ボナパルトを描く意欲作。ナポレオンの起源や皇帝までの道のりやその人物像を、独創的な解釈で描く。

本作でリドリーは、『グラディエーター』(2001)ぶりにホアキンとタッグ。『ジョーカー』の怪演で評価されたこの俳優のため、リドリーは『ゲティ家の身代金』(2017)のデヴィッド・スカルパと執筆した脚本を自らリライトしている。

ホアキンは製作中、役について気になることを監督に問い続け、絶えず疑問を持ち続けていたという。それが役を「特別なものにした」とリドリーは話す。

「ホアキンがいたから、我々はこの映画を書き直すことができました。なぜならホアキンが、そしてナポレオンが心地よくないのですから。

我々は、ホアキンがボナパルトとは何者なのか、ということに集中してもらうべく、映画を解きほどいていきました。語られていることがあまりにも建設的であったため、敬意を払わなくてはいけませんでした。それが作品をより大きく、より良いものにしてくれたのです」

ホアキンを「紋切り型とは程遠い人」と称するリドリーは、「計画的ではなく、直感のその先にいるのです。それが彼を動かすもの。もし何か気になることがあると、伝えてくれます」とホアキンの能を高く評価している。

リドリーから見ても、ホアキンの演技への向き合い方はリスペクトに値することが十分に感じ取れるコメントだ。脚本を書き直すほどのこだわりを貫き、傑出した才能と才能がぶつかり合う『Napoleon(原題)』は 2023年春、Apple TV+にて配信予定。

Source:Empire Online
Text:Yuka Shingai,中谷直登

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THE RIVER編集部THE RIVER

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