『ナイト ミュージアム』リメイク、オリジナル版製作者も「また作りたい」と意欲 ─ 「本当に楽しかったんです」

人気コメディ映画『ナイト ミュージアム』シリーズのリメイク企画が進行するなか、オリジナル3部作の製作を手がけたクリス・コロンバスが、作品への特別な思い入れを米Colliderに語っている。
『ナイト ミュージアム』シリーズは、ベン・スティラー演じる博物館の夜間警備員が、夜になると動き出す展示物たちと大騒動を巻き起こすコメディ作品。旧20世紀フォックス時代の2006年に第1作が登場すると人気を博し、続編『ナイト ミュージアム2』(2009)『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(2014)が公開された。名優ロビン・ウィリアムズがセオドア・ルーズベルト役を演じている。
リメイク版では博物館を舞台に、全く新しい登場人物が描かれる予定。オリジナル版を監督し、近年は『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)などで活躍するショーン・レヴィが自身の製作会社21 Lapsを通じてプロデュース。「ダイ・ハート」シリーズのトリッパー・クランシーが脚本を担当する。
現時点で、コロンバス&スティラーのリメイク版への関与は発表されていない。ただしコロンバス自身は、『ナイト ミュージアム』の新作を「できれば、またいくつか作りたい」「本当に楽しかったんです。改めて感謝しています」と語り、復帰への意欲をのぞかせている。
『ハリー・ポッター』シリーズや最新作『木曜殺人クラブ』など、書籍原作の実写化に関わってきたコロンバス。ミラン・トレンク著の絵本『夜の博物館』に基づく『ナイト ミュージアム』もそのひとつで、彼にとっては娘・エレノアとの特別な思い出が詰まった作品でもあるという。
「あの本は娘のエレノアに買ったんです。『ハリー・ポッター』ファンだった彼女は、今や『ノスフェラトゥ』などで僕と組む製作パートナーになりました。『夜の博物館』は彼女が3歳の頃に買ったんですが、たった15ページぐらいの絵本で、長年家に置いてありました。夜に読み聞かせをしながら、映画化できるかもと常々考えていたんです。実際に映画化するまでに、10年かかりましたよ。」
娘との原作の思い出と映画版製作の楽しさが重なり、コロンバスはシリーズへの熱意を失っていないようだ。リメイク版で復帰するかは定かではないが、実現すればシリーズ復活に彩りを添える存在となるだろう。
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Source:Collider