X-MEN『ニュー・ミュータンツ』米国公開、8月に再決定 ─ 通算4回の延期、今度こそ実現なるか

20世紀フォックス(現・20世紀スタジオ)による最後の『X-MEN』映画、『ニュー・ミュータンツ(原題:The New Mutants)』の新たな米国公開日が2020年8月28日に決定した。米ウォルト・ディズニー・カンパニーが発表、あわせて新たな米国版ポスターも公開されている。
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— New Mutants (@NewMutantsFilm) May 13, 2020
もともと本作は2018年4月13日に米国公開予定だったが、製作トラブルやディズニーのフォックス買収など諸事情を受け、2019年2月22日・同年8月2日・2020年4月3日と3度の公開延期を経てきた。当初の予定から2年遅れで待望のお目見えとなるかと思われたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公開直前には4度目の延期が決定。このたび通算5回目の米国公開日決定となった。新たな公開日は米国の休日「レイバー・デー」直前の週末であり、興行成績にも期待がかかる。
しかし、現在アメリカの映画館はコロナ禍の影響を受けてほぼ休業状態となっている。特に巨大チェーンなどの営業再開の目処は立っておらず、ロサンゼルス・ニューヨークなどの主要都市で、8月に映画館が完全再開されるかどうかはわからない。再開の動きがみられる地域もあるが、米Varietyは、大規模な公開が実現できない場合『ニュー・ミュータンツ』の公開日が再度延期される可能性もあると慎重な予測を立てている。
『ニュー・ミュータンツ』はおなじみ『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品であり、初めての青春ホラーとして製作された。それぞれ特殊能力を持ち、ゆえに苦しい過去を背負っている少年少女たちは、治療と称してとある病院に集められる。世界から隔離された彼らは、女医の監視のなか、過去と対峙しながら恐るべき真実に迫っていくのだった。果たして子どもたちは力を覚醒させ、この病院を出ることができるのか……。
出演者にはイリアナ・ラスプーチン/マジック役で『ミスター・ガラス』(2019)のアニャ・テイラー=ジョイ、ラーネ・シンクレア/ウルフスベーン役の「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)メイジー・ウィリアムズ、サム・ガスリー/キャノンボール役の「ストレンジャー・シングス」(2016-)チャーリー・ヒートン、ロベルト・ダ・コスタ/サンスポット役の「13の理由」(2017)ヘンリー・ザーガら若手俳優陣が集結。脚本・監督は『きっと、星のせいじゃない。』(2014)のジョシュ・ブーンが務めた。
映画『ニュー・ミュータンツ(原題:The New Mutants)』は2020年8月28日に米国公開予定。