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X-MEN『ニュー・ミュータンツ』米国版新予告編が公開 ─ シリーズ初の青春ホラー、2年越しの劇場公開へ

https://www.youtube.com/watch?v=W_vJhUAOFpI

20世紀フォックスが手がけた最後の『X-MEN』映画、シリーズ初の青春ホラー作品となる『ニュー・ミュータンツ(原題:The New Mutants)』の米国版新予告編が公開された。本作は20世紀フォックスがディズニーとの事業統合前に製作したもので、3度の公開延期を経て、2020年4月3日に当初の予定から2年越しでの米国公開を迎える。

「ダニー、一番最後に覚えていることは何?」。降り注ぐ血のような赤色をダニーことダニエル・ムーンスターが見つめていると、突如、部屋の壁から人の顔や手の影が突き出してくる。一転、雪の中で爆発の中をひた走る過去の記憶が甦ってきた。「走るんだ、って彼に言われた」。ダニーは、自分の身体がベッドに拘束されていることに気づく。その様子を見ている医師らしき女は、「あなたが生き残ったのは、決して普通の女の子じゃなかったから」と告げるのだった。

その場所で、ダニーは同年代の少年少女と出会う。「あなたは、もう独りじゃない」。女が「ミュータントのことを知ってる? みんなの“初めて”を聞かせてあげて」と言えば、少年少女たちは自身の記憶を語り始めた。ラーネ・シンクレア/ウルフスベーンは、13歳の時に「コントロールを失った」。サム・ガスリー/キャノンボールは「パニックを起こしたら、みんなが傷ついた」。ロベルト・ダ・コスタ/サンスポットはガールフレンドを焼き殺してしまった。そしてイリアナ・ラスプーチン/マジックは「18人の男を殺した。ひとりひとり」。

自分の力に目覚めていくダニーを前に、イリアナは「ここは病院じゃなくて、監獄」だと告げる。女医は患者たちを監視し、ダニーには「あなたの力を知ることが大切。そうすれば良くなるのを助けてあげられる」というが、ダニー本人には苦痛が与えられた。ダニーはラーネに「わたし、彼女が見せたくないものを見ちゃった」と話す。「ここは私たちが回復する場所じゃないと思う」。

廊下で彼女たちの背後に落ちてくる男は、洞窟らしき場所でツルハシを振るう男たちは何者か。彼/彼女たちの過去には何が眠っているのか。「この場所はみんなにとって最大の恐怖をもたらす。死ぬまでそれを味わうことになる」。鋭い牙を持つ熊のような獣が現れ、ラーネは絶叫する。「私たちはここを出られる。一緒に」。少年少女の力が覚醒しはじめ、イリアナは右腕を鎧と剣に変貌させるのだった。

今回の予告編は、青春ホラーであり『X-MEN』だという本作の特徴が明確に押し出された仕上がりとなった。予告編の最後に現れるのは、コミックではダニエル・ムーンスター/ミラージュの両親を殺したデーモン・ベア。人間のネガティブな感情からパワーを得て、恐ろしい怪力を持つのみならず、人の精神を破壊したり、テレポートしたりという能力を持つキャラクターだ。対するイリアナ/マジックは、自らの力で生み出したソウルソードとアーマーを身に着けて戦う。

イリアナ・ラスプーチン/マジック役は『ミスター・ガラス』(2019)などホラー/スリラー映画界の新たなミューズ、アニャ・テイラー=ジョイ。ラーネ・シンクレア/ウルフスベーン役は「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のメイジー・ウィリアムズ、サム・ガスリー/キャノンボール役は「ストレンジャー・シングス」(2016-)のチャーリー・ヒートン、ロベルト・ダ・コスタ/サンスポット役は「13の理由」(2017)のヘンリー・ザーガ、ダニエル・ムーンスター/ミラージュ役は本作が長編映画デビューとなったブルー・ハント、そして女医セシリア・レイエス役は、ジェームズ・ガン版『スーサイド・スクワッド』にも起用されたアリシー・ブラガが演じる。脚本・監督の『きっと、星のせいじゃない。』(2014)ジョシュ・ブーンは、ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの作品や『カッコーの巣の上で』(1975)を参考に本作を作り上げたという。

映画『ニュー・ミュータンツ(原題:The New Mutants)』は2020年4月3日に米国公開予定

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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