オバマ元米大統領の選ぶ「2019年の映画・テレビ」発表 ─ 『アイリッシュマン』『マリッジ・ストーリー』『フォードvsフェラーリ』など

バラク・オバマ元米大統領が、「2019年を代表する映画・テレビ」を今年も選出した。オバマ氏は、昨年(2018年)も1年間の“お気に入り”をしており、前回は是枝裕和監督作品『万引き家族』がリストに入ったことが日本でも話題を呼んでいた。さて、今年はどんな作品が選ばれたのか。年末年始にすぐ観られる作品も含まれているので、ぜひチェックしてみてほしい。
オバマ元大統領が選ぶ「2019年の映画・テレビ」
映画
『アメリカン・ファクトリー』(Netflixオリジナル映画)
『Amazing Grace(原題)』(日本未公開)
『アポロ11 完全版』

『帰れない二人』(中国、ジャ・ジャンクー監督)
『アトランティックス』(Netflixオリジナル映画)
『夏の鳥』(国内映画祭公開時タイトル、原題:Birds of Passage)
『Booksmart(原題)』(日本未公開)
『Diane(原題)』(日本未公開)
『フェアウェル』(2020年春公開)
『フォードvsフェラーリ』(2020年1月10日公開)

『アイリッシュマン』(Netflixオリジナル映画)
『黒い司法 0%からの奇跡』(2020年2月28日公開)

『The Last Black Man in San Francisco(原題)』(日本未公開)
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2020年3月公開)

『マリッジ・ストーリー』(Netflixオリジナル映画)
『パラサイト 半地下の家族』(韓国、ポン・ジュノ監督、2020年1月10日公開)
『The Souvenir(原題)』
『未来を乗り換えた男』(ドイツ、クリスティアン・ペッツォルト監督)
テレビ番組
ドラマについては、「映画と同等にパワフルだと思ったテレビ番組のクイックリスト」として3作品が挙げられている。
「Fleabag フリーバッグ」シーズン2(Amazon Prime Video作品)
「アンビリーバブル たった1つの真実」(Netflixオリジナルシリーズ)
「ウォッチメン」(2020年1月31日、BS10スターチャンネルにて放送開始)

ちなみにオバマ氏自身がすすんで明らかにしているように、映画に選出された『アメリカン・ファクトリー』は、オバマ氏と妻のミシェル・オバマ氏が設立した製作会社Higher GroundがNetflixと提携して製作した一本。もっとも同作は現時点でアカデミー賞のドキュメンタリー映画部門候補に入っており、その完成度の高さはお墨付きだ。今後、正式ノミネートの可否に期待がかかるところである。
日本公開されていない作品、まだブルーレイ&DVD化されていない作品もあるが、Netflix作品を含めて今すぐに観られる作品もある。年末年始、気になった作品をぜひチェックしてみて!
Next up are my favorite movies and TV shows of 2019. Of course, there’s also American Factory, a film from our own production company, Higher Ground, that was recently shortlisted for an Oscar. Here’s the full list: pic.twitter.com/PEcgwotcxm
— Barack Obama (@BarackObama) December 29, 2019