「オビ=ワン・ケノービ」、アナキンに対する罪悪感がカギに ─ ムスタファーに残した悲劇を「10年間抱えて生きてきた」「トラウマ」

Disney+によるドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」の配信開始日(2022年5月27日)が迫っているが、プロデューサーを務めるミシェル・レイワンが、本シリーズで鍵となる見どころについて語っている。
本作は、オビ=ワンにとって最良の友でありジェダイの弟子であったアナキン・スカイウォーカーが、邪悪なシス卿ダース・ベイダーとなってダークサイドに堕ち、ジェダイが敗北を喫した『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)での劇的な出来事から10年後が舞台となる。
米SFX Magazineのインタビューに応じたレイワンが、本作はユアン・マクレガー演じるオビ=ワンにとって“トラウマ的な瞬間”で幕を開けると語った。
「私たちは、彼(オビ=ワン)が多くを失って身を隠し、弟子であり兄弟でもあるアナキンがダークサイドに堕ちてしまった、かなりトラウマ的な瞬間にいる彼を目にします。彼は、それ(アナキンに対する責任)を10年間も抱えて生きてきたのです。彼は途方に暮れてしまい、その(役作りや演出の)会話でユアンは大きな役割を果たしました。」
レイワンが述べた、オビ=ワンがアナキンに対して感じている責任とは、『シスの復讐』で描かれたムスタファーの対決のことだ。2人は、クローン戦争終結に際してオーダー66が発令された後に惑星ムスタファーで対決し、オビ=ワンがアナキンを破った。だが、アナキンは溶岩流で全身に大火傷を負いながらも生き残り、シス卿ダース・ベイダーとして生まれ変わることとなる。
さらにレイワンは、ドラマシリーズでヘイデン・クリステンセン演じるダース・ベイダーは“常にこの物語の一部”だと言い、ダース・ベイダーが非常に重要な要素だとも続けている。
「『シスの復讐』で起きた出来事の影にある『オビ=ワン・ケノービ』で、彼とアナキン・スカイウォーカーは非常に重要なキャラクターだからです。 オビ=ワンはムスタファーにアナキンを残して、彼が信じられないほど悲劇的な形で死んだことを背負って生きています。その間に彼は、かなり罪悪感と後悔を抱えて生きていました。」
レイワンの発言から察するところ、ドラマシリーズでオビ=ワンはダークサイドに堕ちたアナキンに対する想いと後悔を拭いきれず、そんな2人の関係が物語の大きな鍵となりそうだ。その過程で、2人が抱える心の葛藤や贖罪が掘り下げられるのではないかと予想され、再び対峙するであろう2人の再会にも期待が高まる。
「オビ=ワン・ケノービ」初回2話は2022年5月27日(金)16時よりディズニープラスにて独占配信。
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Source:SFX Magazine