「ベター・コール・ソウル」終了のボブ・オデンカーク、今後は「もっとアクションをやりたい」

「ブレイキング・バッド」(2008-2013)&「ベター・コール・ソウル」(2015-2022)のソウル・グッドマン役でお馴染みのボブ・オデンカーク。シリーズが完結した今、これから挑戦したい役柄について米Deadlineに明かしている。
近年さまざまな映画・ドラマで演技力の幅広さを示してきたオデンカークだが、元々はコメディ出身だ。1987年から1991年まで「サタデー・ナイト・ライブ」に出演し、放送作家として数エピソードの脚本も担当。その後、コメディ番組「Mr. Show with Bob and David」の製作&出演を務めて人気を博した。
そんな彼のコメディキャリアに新たな方向性を与えたのが、「ブレイキング・バッド」だ。オデンカークはシーズン2第8話『ソウルに電話しよう!』で初登場し、2015年に開始したスピンオフ「ベター・コール・ソウル」を合わせて約13年間ソウル・グッドマン役を演じた。
2022年8月に「ベター・コール・ソウル」が完結し、長年演じた役に別れを告げたオデンカークは、ベネチア国際映画祭で今後は「もっとアクションをやりたい」とコメント。映画『Mr.ノーバディ』(2021)に主演して以来、アクション作品に意欲的のようだ。
「『Mr.ノーバディ』にはとても驚かされました。あの企画を始めたのは、『ベター・コール・ソウル』で演じていたキャラクターが、アクション映画で見るようなキャラクターだと感じたからです。彼は切実な望みを持っていて、自分を犠牲にすることも厭わない。私は今でも週に何回もトレーニングしているので、思い通りになるのであれば、もっと私がアクションする姿を見られますよ。」

またオデンカークは「ユーモアがある初期のジャッキー・チェン映画が大好き」だと言い、その要素を「今後取り入れていきたい」と明かした。
オデンカークは現在ドラマ「Straight Man(原題)」やモキュメンタリー・シリーズ「Guru Nation(原題)」などのプロジェクトが控えており、「ベター・コール・ソウル」後も引き続き多忙な模様。しかし既報のとおり『Mr.ノーバディ』の続編が順調に進めば、希望通りアクションへと方向性をシフトする絶好のチャンスになりそうだ。