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M・ナイト・シャマラン最新作『Old』米予告編 ─ 子どもたちが急成長、老化を加速化させる海辺描くスリラー

https://youtu.be/A4U2pMRV9_k

『シックス・センス』(1999)『ミスター・ガラス』(2019)などのM・ナイト・シャマラン監督最新作『Old(原題)』より、米国版予告編が公開された。背筋も凍るような、シャマラン監督ならではの謎が謎を呼ぶ不可思議な展開・設定に注目だ。

フランスのグラフィック・ノベル『Sandcastle(原題)』を原案とする本作は、ビーチで休暇を満喫する複数の家族が不可解な出来事に直面していくミステリアスなスリラー。公開された予告編は、「このビーチでは子供は立ち入り禁止だって?」と語る父親に、「そんなの嘘だ!」とじゃれ合う子供たちを見つめる母親の姿から始まる。

絶好の海日和の中で至福の時間を満喫する家族。しかし、予告編から流れる不穏な音楽もさることながら、そこのビーチに漂う雰囲気は只者ではなかった。そこにはスマートフォンやサングラスなど、ホテル滞在者と思われる人々が放置したものが大量に残されていたのだ。それだけならまだしも、今度は息子が水中に女性の死体が漂っていることに気づくのだった。

不思議な現象はさらに続く。息子が発見した死体は、海から引き上げられた途端に白骨化していたのだ。そんな中、子供たちの姿が見えなくなってしまう。「私の息子の居場所を知りませんか?」と必死に探す母親の前に、「お母さん、僕はここにいるよ!」と息子が目の前に現れる。その姿をみて、不思議な表情を浮かべる母親。それもそのはず、まだ子供だった息子が、少し目を離した隙に成人の姿に急成長を遂げていたのだから。

「このビーチは何かが変だ」。この場所にいることで、尋常ではない速度で子供たちの老化が進んでいることに家族たちは気付く。ビーチから必死に逃げ出そうと試みる一同。ところが、何らかの理由により、脱出することが出来ないようだ。試行錯誤していく中でも、老化は進み、やがて彼らの寿命が一日に短縮されていく。謎の暗号が書かれたメモや、ゾンビのような姿に変化する人間など、とにかく謎多き予告編となっている。

出演者には、『ジュマンジ』シリーズのアレックス・ウルフをはじめ、『エマ、愛の罠』(2019)ガエル・ガルシア・ベルナル、『ジョジョ・ラビット』(2019)トーマシン・マッケンジー、『悪魔はいつもそこに』(2020)イライザ・スキャンレン、『ファントム・スレッド』(2017)ヴィッキー・クリープス、『ラッシュアワー』(1998)ケン・レオン、『ネオン・デーモン』(2017)アビー・リー・カーショウ、「高い城の男」(2015-2019)ルーファス・シーウェルら実力派俳優陣が集結している。

M・ナイト・シャマランは脚本・製作も兼任。製作にはほか、『ヴィジット』(2015)『ミスター・ガラス』などのアシュウィン・ラジャン&マーク・ビーンストックが名を連ねている。製作総指揮は、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズや『ミスター・ガラス』などのスティーヴン・ジェイシュナイダーだ。

映画『Old(原題)』は、2021年7月23日に米国公開予定。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。